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浜松・三ヶ日に老舗和菓子店が作るパン店 素材にこだわり新名物目指す

店舗外観

店舗外観

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 浜松・三ヶ日に5月29日、パン店「入河屋五代目善治郎」(浜松市北区三ヶ日、TEL 053-525-0902)がオープンした。

看板商品の「五代目のあんぱん」

 同店は、1885(明治18)年に創業した老舗和菓子店「入河屋」に併設。近年高齢者が増え、なかなか店舗に足を運び難くなっている中、条件が合った場合に限り配達対応している。今後さらに高齢化が進む中、「どうせ配達をするなら買い回りに適した必需品と一緒に菓子を届けることができれば」と考えていた店主の松嵜善治郎さん。30年ほど前にパンを販売していたこともあり、1年ほど前に試験的にパンを販売。反応も良かったため、もともとガレージだったスペースを改装し、まずは店舗販売という形で開店にこぎ着けた。

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 店舗面積は約10坪で、8席のイートインスペースを設ける。「おしゃれで都会的な雰囲気なパン屋を作りたかった」と松嵜さん。以前から店舗やパッケージデザインを依頼しているデザイナーの味岡伸太郎さんにデザインを依頼し、モダンな店内に仕上げた。

 パンに使う小麦は、数千年前から人工的な品種改良をほとんどしていない古代小麦でアレルギーを発症し難いという。ほかにも希少なウズラの有精卵や、発色剤や増量剤を使わずに作った青じそなど、素材にこだわる。健康というコンセプトをベースに、パンのほかにもオーガニックや有機栽培の商品を陳列。「商品は自身の好きなものを置きたかった」と松嵜さん。店名に自身の名前を冠したことも、そうした意思の表れだという。

 メイン商品のパンは、毎日30種類程度用意。看板商品は和菓子店のあんこを使い作った「五代目のあんぱん」(220円)と、クロワッサンにあんこと石垣の塩を練り込んだバターを挟んだ「あんバタークロワッサン」(320円)。「創業130年の歴史で培ったあんこは当店の自慢」と松嵜さん。ほかにも、世界料理オリンピックで金メダルを獲得したシェフ今井克宏さんが作ったオリジナルチキンソーセージを使う「ムッシュ今井のチキンソーセージサンド」(400円)や、「中藪さんのコロッケサンド」(330円)など、総菜パンも5~10種類用意する(価格は全て税別)。

 「今までになかった味わいのパンを地元の方に食べてほしい」と松嵜さん。「新しい商品をどんどん作って新たな三ヶ日の名物になるようなパンを作りたい」と意気込む。

 営業時間は10時~16時(売り切れ次第終了)。水曜定休。

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