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浜松市美術館で「仮面ライダープレミアムアート展」 誕生から最新作品まで時系列で展示

展示場入口で客を出迎える仮面ライダー1号立像

展示場入口で客を出迎える仮面ライダー1号立像

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 浜松市美術館(浜松市中区松城、TEL 053-454-6801)で現在、「超世代 仮面ライダープレミアムアート展」が開かれている。

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 仮面ライダー放送45周年記念に合わせ開催される同展。「継承」をテーマに、45年前に放映された「仮面ライダー」から現在放映中の「仮面ライダー ゴースト」までの全30作品を時系列で取り上げ人気の秘密に迫る。

 展示場入り口で仮面ライダー1号の等身大立像が客を迎え、進んだ先には漫画「仮面ライダー」の第1話を展示。約30ページにわたる第1話を複製原稿で全て展示している。1階の第3展示室では仮面ライダーの1話~7話を放映しているため、テレビ版と漫画の違いを比べることもできる。「書き込み具合や色彩の美しさ、コマ割りの工夫などに注目してほしい。当時これほどすごい漫画があったのかと感動できるはず」と同館指導主事の川合真澄さん。子どもよりも、保護者であるの父親の多くが第1話原稿掲載場所で足を止めるという。さらに進んでいくと、「V3」「アマゾン」「BLACK」など昭和に放映された仮面ライダーを展示している。

 2階展示場では、平成の仮面ライダーシリーズを取り上げる。入り口には平成の全仮面ライダーの変身シーンをまとめた動画を流しており、多くの子どもがここで足を止めるという。各ライダーの紹介には、足裏を合わせて展示。各ライダーの足裏デザインが作り込まれいる様子から、ディティールの細かさが伺える。

 今回仮面ライダー展初の試みとなる「悪の組織」の展示も同時開催する。今までに秘密基地を取り上げたことはあったが、悪自体の展示をするのは初めて。「蜘蛛男」「蝙蝠(こうもり)男」「蜂女」を取り上げ、イラストや写真、デザイン画、等身大立像を展示する。

 イベントも多く用意。7月16日には、仮面ライダーの「絵本の読み聞かせ会」を開催。8月7日には、東映プロデューサー白倉伸一郎さんによるトークイベント「仮面ライダー制作秘話」、8月20日には漫画家すがやみつるさんのトークイベント「『仮面ライダー』と我が師・石ノ森章太郎」を開催する。

 「親子で来て子どもと一緒にコミュニケーションを取りながら楽しんでもらえたら」と川合さん。「同作品をあまり知らない人でも楽しめる、仮面ライダーの魅力が伝わる展示会なので気軽に足を運んでほしい」とも。

 開館時間は9時30分~17時。料金は、大人=1,200円、大学生・専門学校生・高校生=700円、中学生・小学生=400円、小学生未満無料。8月26日まで。

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