天竜浜名湖鉄道が10月29日、井伊直虎をメインに配したフルラッピング列車「直虎号」の運行を開始した。
2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」放送開始に先立ち、アクションゲーム「戦国BASARA」シリーズを販売しているカプコンとタイアップして実現した同車両。外装には同シリーズに登場する井伊直虎と徳川家康が大きく描かれ、全40人のキャラクターが登場。伊達政宗や武田信玄、真田幸村、猿飛佐助、片倉小十郎などを車両内の壁面に配置。全32席のボックスシートのカバー部分には、前田慶次や島左近(さこん)、浅井長政、お市などがあしらわれる。荷物棚スペースの壁面にも、各キャラクターをモチーフにした動物やデザインが並び、井伊直虎は勇ましい虎が勢いある筆で描かれている。
路線の有人駅には、それぞれ記念撮影などができるようにウエルカムボードを設置。駅ごとに武将や背景が異なる。運行開始の記念として10月29日から、2000枚限定の「井伊直虎デザイン天浜線1日フリーきっぷ」(1,700円)と1000枚限定の「井伊直虎バージョン天浜線1日フリーきっぷ&オリジナルスマホケース」(2,500円)を第1弾として販売。12月には第2弾として、プルバックで走行が可能な「フルラッピング列車『直虎号』模型」(1,500円)を、3000個限定で発売するという。
「随所に武将たちが配置されているので、お気に入りの武将と記念撮影をしていただけたら」と営業部長の澤井孝光さん。「『戦国BASARA』シリーズは国内だけでなく海外でも人気があるので、外国の方々にも足を運んでもらえたら」とも。
1日に2~4往復する。12月末まで。