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浜松で花を生けられるトイレ アパレルや美容室、顧客ターゲットに

タンクのデザインが違う3種類のトイレ

タンクのデザインが違う3種類のトイレ

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 オーダーメードキッチンや家具のショールーム「リブラン」(浜松市東区有玉西町、TEL 053-472-3550)が6月より「花を生けられるトイレ」の販売を開始した。

生花ができるトイレ「GODD」と流曲線のペーパーホルダー

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 タイのトイレメーカー「バスルームデザイン」は、デザイン性が高いトイレメーカーとして有名で、同商品は日本のグッドデザイン賞を受賞している。中東を中心に、世界各国に輸出しており、日本で輸入・販売をするのは初となる。

 同ショールームを運営する「テイオー産業」社長の大塚俊樹さんは、約3年前に日本国内の展示会で同社が扱うトイレに目をつけた。同社から「商品を扱ってみないか」と声をかけられたものの、当時はデザイン性に驚いたが、温水洗浄機能がないトイレが日本市場で売れるかに疑問があり、取り扱わなかった。しかし、日本のトイレ事情を調べていくと、ある調査で「公共の場にあるトイレに設置された温水洗浄機能を使うか」という問いに、「衛生面が気になる」「ノズルが不潔」という理由で22歳~34歳の女性の85.3%が「使わない」と回答したという結果があった。そこで、カフェや美容室、アパレルショップといった、機能よりもセンスを重視する店舗をターゲットにすることで販売することを決意した。

 極めてシンプルなデザインで、丸みを帯びた愛らしいフォームの同商品。タンク3種類と便器2種類の計6種類の組み合わせで販売する。タンクのフォームや便器の形がそれぞれ違い、多彩なバリエーションでさまざまな場所に合わせて選択ができる。日本製のように温水便座やオート洗浄の機能はついておらず、タンクレスでないが、かわいらしく洗浄タンクに生花を生けられるといったユーモアあふれるデザイン。製品の名称も「OHH(オー)」「MYY(マイ)」「GODD(ゴッド)」(各98,000円)と驚きを表現しており、初めて見た時にトイレかどうか疑う人もいるほどのデザイン性に特化している。陶器でできた流曲線のトイレットペーパーホルダーも合わせて取り扱い、トイレ空間をトータルでコーディネートできる。

 「カフェでも温水洗浄機能を付けていないところが出てきている。多機能面でのコストを下げる分、デザイン性の高いトイレを置いてみるのもいいのではないか」と大塚さん。「一般のお客さまでも『かわいいので来客用のトイレとして使いたい』といった声をいただいている。花を生けられるという遊び心でおしゃれな空間を提供していきたい」とも。

 営業時間は10時~18時(土曜は17時まで)。

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