浜松・舞阪町の弁天島海浜公園(浜松市西区舞阪町)で9月9日、「2017年 浜名湖弁天島 すっぽん元気まつり」が開催される。主催は舞阪町観光協会。
2000年に「弁天島すっぽんの日」を制定した舞阪町。スッポンの産地として全国に浜名湖の魅力を発信しPRしようと同年から開催し、今年で17回目を迎える。昨年は1,000人を超える来場客が訪れ、毎年スッポン料理と地域の食材を使った料理を提供するほか、ステージでの演奏を交えて舞阪の良さを伝える。
当日は、江戸時代から100年以上続く老舗スッポン養殖場「服部中村養鼈場(ようべつじょう)」のスッポンを、地元の料理店「太助」で調理した「すっぽんスープ」を100円で振る舞う。昨年は開始から2時間で完売してしまうほどの人気だったという。ほかにもレトルトの「すっぽんカレー」(500円)や「和風すっぽんスープ」(1,000円)などの販売もあり、子ども向けにスッポンの赤ちゃんの展示も行う。「普段なかなか見ることのできないスッポンの赤ちゃんの展示は、子どもたちに好評で喜んでもらっている」と担当の斉藤美由紀さん。
地元漁協の婦人会が「舞阪しらすコロッケ」(150円)や「しらす天ぷら」(100円)などを販売する。しらすコロッケは舞阪港でとれたシラスと三方原のじゃがいもを使う。ほかにもネギとウナギを焼き鳥のように串焼にした「ねぎま鰻」(300円)や、生のりを入れたお好み焼き「舞阪香り焼き」(250円)も販売。地元の商店や漁業協同組合が協力して出店をする。
ほかにも、地元の小学生と保護者で結成した「地元盛り上げ隊」によるキッズダンスや、津軽三味線チーム「弦侍物語」による演奏など、地域の人たちがステージ演出により会場を盛り上げる。毎年ステージの演出は、客席が満席になるほど大勢の観覧客が来場するという。
「地元の良さをいろいろな人に知ってもらいたい。舞阪にはどんな飲食店や商店があるかなど知ってもらえたら」と斉藤さん。「当日は観光協会加盟店のクーポン券も配布する予定で、子どもから大人まで楽しめるイベントなので気軽に足を運んでもらえたら」とも。
開催時間は17時~20時。小雨決行。