浜松市の循環まちバス・くるるが8月26日から「戦国BASARA」のラッピングバスを運行している。
戦国武将ゆかりの地として力を入れている浜松市は昨年、ゲーム会社CAPCOMと契約を締結。同社の戦国時代を舞台にしたアクションゲーム「戦国BASARA」のキャラクターを生かし、さまざまな企画を展開している。
これまで、浜松城や龍潭寺などでの徳川家康と井伊直虎のゲームキャラクターの等身大パネル設置や、同武将のゆかりの地でのスマホを使ったスタンプラリーなどを行ってきた同市では今回、直虎の命日に当たる8月26日から「戦国BASARA」をモチーフにしたラッピングバスを運行する。
浜松市内を循環する「循環まちバス・くるる」の北ループのバスに、同ゲームの井伊直虎と徳川家康、豊臣秀吉の3キャラクターが、大きく迫力あるタッチで描かれている。浜松駅の12番のりばから出発し、家康と秀吉の像がある浜松元城町東照宮や浜松城など、各武将のゆかりの地を巡る。「浜松駅」や「浜松城・市役所」、「かじ町通り・ヤマハ浜松店」など指定の停留所では、戦国BASARA仕様の北ルートマップが手に入る。
バス内ではゲーム内で井伊直虎の声を演じる坂本真綾さんのアナウンスが流れる。ゲーム内のキャラクター設定や口調などをそのままに、各停留所を案内。浜松元城町東照宮や浜松城などの史跡においては、武将と史跡の関係や歴史などの説明も聞ける。
ほかにも、浜松市内の温泉施設と4コマ漫画「湯けむり戦国BASARA」が連携し、温泉利用者にハママツオンセンカードをプレゼントする企画や、ゲーム内での各キャラクターの必殺技で登場する墨絵の原画展など、さまざまな企画を用意する。
浜松市観光・シティプロモーション課の玉越賢治さんは「ゲームファンの方に大変喜んでもらえている。同ゲームとのコラボでさまざまな展開をしているので、浜松全体で楽しんでもらえたら」と話す。
運行時間は9時15分~16時45分。運賃は、大人(中学生以上)=200円、小人(小学生以下)=100円。来年3月31日まで。