浜松・神明町に12月1日、バー「マジックバーODOROKI」(浜松市中区神明町、TEL 053-451-9033)がオープンした。
店主の中根将洋(まさひろ)さんは、マジックやモノマネ、大道芸などを見ることが好きで、東京など浜松以外の都市に出掛けたときは必ずその地でエンターテインメント性のある店を探しては入店。静岡市は大道芸ワールドカップの開催や、エンターテインメント性のある店もあるが、浜松では同系統の店がなく、盛り上がりに欠けると考えていた。浜松の中心街をエンターテインメントで盛り上げたいという思いから、マジックバーを始めようと決意。浜松出身のプロのマジシャンをスタッフとして迎え入れ、自らもマジックを学んだ。1カ月間プレオープンという形で準備を進め、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約8坪。カウンター6席、テーブル9席の計15席。トランプやマジック用の道具で飾り付けをする店内。テーブル席はソファを用意し、歓談をしながらマジックをゆったり鑑賞できる形にしている。
トランプマジックだけで60種類以上のレパートリーを持つ同店のプロマジシャン。約12年のマジシャン歴を持ち、月1回程度イベントなどでも活動をしているという。トランプやコインマジックを中心に、アヒルの人形や紐とリングを使ったマジックなど、道具を使ったマジックも用意する。トランプマジックでは、客の選んだカードが瞬間移動したり、持っているはずのないカードが手元に出たりと、早業で客を魅了する。「トランプマジックに関しては県内一だと思う。高いマジック技術で、絶対に見抜くことはできない」と中根さん。
マジックを楽しむだけでなく、帰ってからも家族や友人に披露できるようにと、500円でお持ち帰りマジックを用意。簡単なマジックで周りの人が驚くようなものを指導するという。同店ホームページやブログではお持ち帰りマジック動画を掲載し、マジックの面白さも伝える。
「浜松の街中は昔に比べ活気が無いように感じる。エンターテインメントで盛り上げ、街中に人を集めたい」と中根さん。「郊外の人たちが街中に飲みに来ないという傾向もあると思うので、エンターテインメント性という付加価値をつけ、街中にしかない楽しみを作っていきたい。マジックバーだけでなく、今後はモノマネや大道芸などの店も出していけたら」とも。
営業時間は19時~24時。料金は時間やドリンク料によって異なる4コースを用意。780円コース=60分間ドリンク飲み放題。1,080円コース=60分間ドリンク飲み放題でマジック1回無料。1,680円コース=60分間ドリンク飲み放題でマジック1回無料、お持ち帰りマジック1回無料。3,000円コース=時間無制限でドリンク代別途、マジックチャージ料別途。マジックチャージ料(1回)=中根さん・女性スタッフ=500円、プロマジシャン=800円。