浜名湖ガーデンパークに柴犬の巨大地上絵 2匹の愛らしく寄り添う犬の姿描く

2匹の愛らしく寄り添う戌の地上絵

2匹の愛らしく寄り添う戌の地上絵

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 浜松・村櫛町の浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区村櫛町)の中央芝生広場に12月28日、巨大な犬の地上絵が登場した。

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 春はネモヒラ、夏はヒマワリ、秋はコスモスなど、季節の花で彩る同園。冬は花が少なくなり、来場者が減ってしまうという。冬は高さ約50メートルの展望台から富士山が見えるほど景色が美しく見えることから、展望台を生かした何かができないかと考え、中央芝生広場での地上絵を考案。冬は芝生の成長が遅いことから長い間鑑賞できることもあり、冬の名物として昨年からえとの地上絵を始めた。

 今年はいぬ年に当たることから、ハスキーやダルメシアンなど5種類を候補に挙げ、芝の色を生かし一番かわいらしく表現できる柴犬を選出。2匹の柴犬が寄り添う愛らしいイラストを描いた。

 地上絵は縦53メートル、横23メートル。描く前に、イラストの輪郭に合わせロープで線を引き、展望台から一番美しく見えるように微調整を重ねた。「何度も展望台に登り試行錯誤した。昨年の経験を生かし一番いいポイントに描き、横のラインは太く縦のラインは細く描き、展望台の角度からベストに見えるように工夫した」と同園課長の原田勝弘さん。輪郭形成後、サッカー場の芝生にラインを引くような染料を使い、ロープに沿って染色し仕上げた。

 昨年の28日に完成し、浜松市を中心に愛知県などの近隣地域から地上絵を目的に足を運ぶ来場客が増加。「かわいいね」や「来年も見たい」という声も多く、えとシリーズとして今後も続けていく予定だという。

 「このシーズンは展望台から浜名湖や遠州灘だけでなく富士山まで美しい景色を見ることができる。地上絵という新しい見どころも増えたので、ぜひ楽しみに来てもらいたい」と原田さん。「冬には『雪まつり』や『おいしい舞阪まるごと体験フェア』などイベントも多く開催する。現在春に向けて気球と風船の地上絵の準備をしているので、楽しみにしていてほしい」とも。

 開園時間は8時30分~17時。地上絵は2月末までを予定する。

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