総務省が1月30日に発表した、2017年(1~12月)「家計調査」で1世帯当たりのギョーザ購入額で、浜松市が2位に順位を下げた。
浜松市が2014年から1位を獲得していた同ランキング。2017年のギョーザ購入額は、1位の宇都宮市が4,258円、2位の浜松市は3,582円、3位の堺市は3,091円だった。調査は都道府県庁所在地と政令指定都市の2人以上世帯当たりのギョーザ平均購入額で、スーパーなど小売店で購入した生と焼きギョーザが対象で、外食や冷凍ギョーザは含まない。浜松市は昨年の4,818円から1,236円減少。昨年は167円の僅差で浜松市が1位を死守したが、今年は宇都宮市と約700円の大差を付けられ、日本一の座を明け渡す形となった。
調査結果について、「大幅に減少した要因はまだ調査中だが、悲観はしていない。浜松ギョーザは野菜系のローカロリーなところが売りで、将来性も明るい。東京ではプチギョーザブームが来ており、ご当地ギョーザも増えているので、ギョーザ界はまだまだ楽しみな要素が多い」と浜松餃子の振興・普及活動に取り組む民間団体「浜松餃子学会」事務局長の大場豊さん。「これまで3連覇してきたが、宇都宮市と浜松市の二大勢力でシーソーゲームになり、お互いPRしていければ」とも。
浜松のゆるキャラ「出世大名家康くん」は「昨年は2位に下がってしまって残念じゃが、宇都宮市と切磋琢磨(せっさたくま)して、今年は1位に返り咲きたいのじゃ」と意気込む。