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浜松・新津町にビストロ 友人と協力し、夢の独立店

店主の山本征三郎さん(左)と鈴木啓師さん(右)

店主の山本征三郎さん(左)と鈴木啓師さん(右)

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 浜松・新津町に2月3日、ビストロ「アソビストロシェルター」(浜松市中区新津町、TEL 090-4790-7155)がオープンした。

低温調理した「本日のローストビーフ」

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 約8年間、料理人として働いてきた店主の山本征三郎さんは、飲食業界に入ったころから独立を夢見ていた。昨年8月に、となりの居酒屋に行った際、両店舗を経営していた居酒屋のオーナーから同所を手放したいという話を受けたことをきっかけに、独立しようと考えた。富塚町でダイニングバーをしていた友人の鈴木啓師さん。山本さんが相談を持ちかけたところ、鈴木さんも移転を考えていたため、鈴木さんはバーを閉店し、「お互いの得意な分野を伸ばし、不得意なところを補い合おう」と2人での開業を決意。オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約12坪。カウンター11席、テーブル12席の計23席。ムク材を使った一枚板のカウンターや木のテーブルなど、木のぬくもりのある店内。内装工事は知人にお願いし、カウンター上の黒板に描いた肉やワインの絵も知人のイラストレーターに描いてもらったという。「周りの人の協力があってこの店ができた。とても感謝している」と山本さん。店名は「遊び」と「ビストロ」を掛け、客が書き込める黒板も用意して客への「遊び」も提供する。

 低温調理機を導入し、「地場野菜のローストサラダ」や「牛100パーセントハンバーグ」(以上、Mサイズ=520円)のような低温調理の料理をメインに約50種類のメニューをそろえる同店。中でも「本日のローストビーフ」は仕入れによって部位を変えるため、値段や味も日によって違い、さまざまな味を楽しむことができるという。鈴木さんの得意とする「ペペロンチーノ」や「ボロネーゼ」(以上、840円)のようなパスタメニューや、山本さんの得意な「ふわふわだし巻き卵」(410円)のような和食も用意する。

 「低温調理をすることで、肉は柔らかく野菜はうまみがぎっしりつまり、栄養を逃がさない。美容効果やアンチエイジング効果もあると言われているので女性の方にも来てもらいたい」と山本さん。「この地域には早い時間からお酒を飲む人がいるというので15時からお店を開けている。今まで働いていた街中とは違うので、地域の人たちに貢献し、地域を活性できるように努力していきたい」とも。

 営業時間は15時~24時。

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