菓子メーカー「カルビー」が2月19日、「ポテトチップス 浜松餃子(ぎょうざ)味」を発売した。
同社が始めた「ラブジャパンプロジェクト」の一環として「地元ならではの味」をポテトチップスで再現し、各都道府県代表の味を販売している。地域の有名な産品を全国に発信することで、地域の食文化の発展を支え豊かな生活形成に貢献しようと立ち上げた同プロジェクト。「浜松餃子味」を含む14道県の味を第3弾として発売し、47都道府県の味が勢ぞろいした。
開発には県庁の職員や県民も参加し意見を出し合った。「静岡おでん」や「富士宮やきそば」「金目鯛の煮付け」などが候補に挙がる中、開発当時、支出金額全国1位の浜松市のご当地グルメ「浜松ギョウザ」をイメージしたポテトチップスを開発したらどうかという意見が多かったという。試作をした中からポテトチップスに合う味だったことや、「おつまみにもいける」という意見もあり高評価だったことから、静岡県代表のポテトチップスとして「浜松餃子味」が採用された。
浜松ギョウザの味をリアルに再現した同商品。開発担当者が実際に浜松に赴き、さまざまな店のギョーザを食べて研究。肉々しさとキャベツの甘味を感じるような味付けで、次から次に口に運びたくなる味わいに仕上げたという。
現在、ツイッターやインスタグラムなどのSNSでは「タレとお肉の味が最高」「キャベツの甘味を感じる」「大好きなギョウザ味。やめられないとまらない」(以上、原文ママ)など話題となっている。
「ギョーザのタレのうま味や野菜のうま味など、再現性が高い商品が出来上がった。パッケージも浜松祭りのたこ揚げのイメージになり、県庁の人たちのアイデアが詰まっている」とマーケティング本部ポテトチップス部の小代剛さん。「家族みんなで味わったり、親戚や友人などにも配ったりしてもらえたら」とも。
同商品は東海北陸地方7県で販売。売切れ次第終了。