浜松・船越町に6月8日、唐揚げ専門店「あがた商店(浜松市中区船越町、TEL 053-461-8700)がオープンした。
個人商店として経営してきた代表の縣広道さんは、栃木県で開催された「ラーメン塾」に参加した際、唐揚げ店を営む仲間に出会った。その時に唐揚げの味に感動し、浜松にこれまで無いようなざっくりジューシーな唐揚げ店を出そうと決意。神奈川の「はっぴ商店」や沖縄の「たけ田商店」で修業を重ね、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約13坪。テークアウト専門で、夜でも明るく女性一人でも入りやすいような明るい店内。店舗の2面をガラス張りにすることで、外からでも中の様子が分かるようにし、仕込みや調理する風景も外から見ることができるようにした。
看板メニューとなる「醤油(しょうゆ)唐揚げ」(2個=260円)には千葉県の老舗「ちば醤油」の香り高く奥深い味わいの「金升ガクダイ」を使う。すりたてのニンニクと合わせた特製ダレに1日以上漬け込み、ベジフルーツオイルで揚げる。肉汁があふれる仕上がりで、ザクザクとした食感も楽しめるという。一般的に提供する唐揚げの大きさは約25グラムだが、同店の唐揚げは約60グラムとボリューム感のある大きさで提供する。「開店して間もないが、すでにリピーターがいて、昼と夜来店した人もいる。『味が濃い』と言いながらもクセになる味だとリピートする客もいた。醤油唐揚げは男性や子どもから好評」と縣さん。
女性や年配客向けに優しい味付けの「うま塩唐揚げ」(2個=260円)も提供。今後は揚げ方や味付けにこだわり、冷めてもおいしい「手羽先の唐揚げ」(5本=480円)や「とんかつ」(1枚=230円)なども販売する予定(以上、税別)。
イラスト付きで唐揚げのおいしい温め直し方も説明。凸凹にしたアルミホイルの上にのせ、トースターで加熱することで、落ちた油が戻りおいしく温めができるという。
「当店の唐揚げは、家では再現できない唐揚げ。家族みんなで食べてもらいたい」と縣さん。「働く女性の味方になれたら」とも。
営業時間は11時~19時。月曜定休(月曜が祝日の場合火曜休み)。