浜松・三方原町に7月7日、カフェ「てんこの森ローズガーデンCAFE(浜松市北区三方原町、TEL 053-420-9777)がオープンした。
建売住宅を中心とした不動産業を営む店主の桔川佳代子さん。客を接待するには事務所が手狭で、子どもが遊べるスペースや接待する際にコーヒーなどを提供できる場所があればと考えていた。約18年間不動産業を営んできたが、地域貢献ができずにきたこともあり、地域コミュニティーとして、子育てママの支援ができるカフェを始めようと決意。桔川さんが好きなバラをテーマに、事務所を併設したカフェのオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約15坪。カウンター3席、テーブル10席、テラス22席の計25席。店内はガーデンが見渡せるよう、高さをとった大きな窓で、明るく落ち着いた雰囲気。ガーデンの外周には約250本のバラを植え、イタリアから輸入したハトや女性の像なども飾る。バラは毎日管理を徹底し、冬以外のシーズンはバラを観賞し楽しむことができるという。ガーデン中央には子どもが遊べる遊具があり、すべり台やママゴトセットなどを用意。子育て世代の母親が気兼ねなく来店でき、くつろげる空間を作り上げた。ガーデン裏にはパーゴラやバーベキュー設備も備える。
メニューは健康志向のランチを3種類。ソースに同店で作った蜂蜜を使った「酵素玄米&豚肩ロースの低温ロースト」(1,500円)と、クレープで作った器の中にサラダが入った「パワーサラダと酵素玄米の最強ランチプレート」(1,200円)、12種類のスパイスを配合したカレー「スパイスチキンカレーセット」(1,200円)を用意。どのランチも玄米を発芽させてから小豆と少量の塩で炊き、発酵させて酵素を豊富に含んだモチモチ食感のごはんで提供する。「酵素玄米は消化が良いだけでなく子どもも食べやすいと人気。パワーサラダは一日に必要な栄養素とエネルギーを一皿で補給できるよう考えて作っている」とシェフの小澤和香子さん。
カフェタイムにはクレープとドリンクのセットを提供。オレンジ風味のクレープ「クレープシュゼット」やチョコレート生地のクレープにキャラメリゼしたバナナを添えた「バナナキャラメル」(以上、1,000円)などをそろえ、8月からは生地にラズベリーを入れた「てんこの森ローズクレープセット」(1,200円)も販売予定。メロンとリンゴ、ハチミツの「むくみよ消えろグリーン」や、ブルーベリーとバナナ、牛乳、ハチミツの「あい(eye)を守るパープル」(以上、650円)のようなスムージーメニューもそろえる。
桔川さんは「ガーデンはペット連れも可能なため、地域のさまざまな人に利用してもらいたい。バーベキュー設備や防災用倉庫なども用意しているので、災害などの有事の際に、地域の人のために炊き出しなどを行えたら」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時~14時、カフェタイム14時~17時。水曜・木曜定休。