浜松・鍛冶町のザザシティ中央館(浜松市中区鍛冶町)で現在、イベント「餃子(ギョーザ)フェス」が開催されている。主催は、「しかけ」(TEL 03-4405-5516)
ウェブマーケティングを主体にイベントの受注業務も行う同社。今までにも宮崎県で商店街を貸し切った「ストリート餃子フェス」や、京都の旅館で「餃子の食べくらべ」などを行ってきた。今回、同館から「浜松餃子や静岡のご当地ギョーザだけでなく全国のギョーザを食べてみたい」という依頼があり企画。全国のギョーザを食べ比べられるイベントとして開催にこぎ着けた。
イベントは同館1階の「餃子メジャーリーグ」というエリアのギョーザ店が並ぶ一角で開催。他のギョーザ店とフードホールを共有し、テーブル84席を用意する。同イベントのギョーザだけでなく、他店のギョーザとも食べ比べることができる。
メニューは同社がセレクトした全国のギョーザを週替わりで提供。最初は3種類ずつ提供の予定だったが、客から「もっと食べ比べたい」という意見があり、常時6種類前後の商品を扱うことにした。現在はトウモロコシの粒がアクセントになった「北海道とうきび餃子」(5粒=500円)や、安納芋を食べさせて育てた種子島の黒豚を使った「島安納黒豚餃子」(6粒=500円)、皮がモチモチとしてショウロンポーのようなギョーザ「手うち餃子」(4粒=500円)などを販売。たい焼きのような「あんこ餃子」とアップルパイのような「シナモンアップル餃子」(8粒=500円)などのデザートギョーザも用意し、2種類を組み合わせての注文も可能。猛暑日が続くことから、さっぱりしたものを導入しようと急きょ「梅しそぎょうざ」(6粒=500円)も提供。梅とジソの味がしっかりとしたさっぱり味のギョーザに仕上げている。
テーブルには約30種類の調味料を用意し、好きなタレを作ることができる。まろやかな味の「千鳥酢」や肉に相性の良い「バルサミコ酢」、浜松のソースメーカー「トリイソース」の「みかんポン酢」などをそろえる。どのギョーザに何の調味料が合うかをスタッフがアドバイスするほか、自分でいろいろなパターンを試すこともできる。
「インターネットでギョーザを購入しようとすると約1500種類購入できるが、『どのくらいの種類たべたことがある』と質問しても、ほとんど取り寄せて食べたことのない人が多い」と代表の小野寺力さん。「このイベントを通して全国のさまざまな味を知ってもらいたい。ギョーザをただ味わうのでなく体験をしてもらい、ギョーザの概念が変わるきっかけになれば」とも。
営業時間は、日曜~木曜=10時~22時、金曜・土曜=10時~23時。