ギャラリーモール「ソラモ(浜松市中区砂山町)」で8月26日、「浜松クラフトビールフェス2018」が開催される。主催は浜松まちなかマネジメント(TEL 053-459-4320)。
近年注目度が高まっているクラフトビール。ソラモの管理をする同社は、自主事業としてクラフトビールのイベントを開催しようと考えた。静岡県中部や東部ではもともと小さな醸造所が多く、この数年の間に静岡市内でもビアバーやブリュワリーが増えているが、西部ではまだ少なく、浜松市民にもクラフトビールの魅力を発信しようとイベントを企画。昨年街中にできたブリュワリー「オクタゴンブリューイング」の協力を得て開催にこぎ着けた。
当日は静岡県内のビアバーやブリュワリーを中心に、県内外から19銘柄のクラフトビール店が集まる。1店舗あたり3~4のビールを提供し、最大60種類のビールを飲み比べることができる。浜松の「オクタゴンブリューイング」は地元のみかんを使ったビールを用意し、今年掛川にできたクラフトビール店「カケガワビール」は掛川の産品のモモやキウイを使ったビールを用意。他にも県外から香川の瀬戸内レモンを使ったビールや、マンゴーを使ったビールなど、地元の産品を使ったフルーティーなクラフトビールがそろう。「夏っぽさのある、あっさりとさっぱりとしたビールが多い。ジョッキに入れた男らしいビールというイメージではなく、女性でも親しみやすく飲みやすい」とイベント担当の丹羽晃生(にわあきお)さん。中にはお茶を使ったビールを提供する店や、アメリカオレゴン州の老舗ブリュワリーも出店する。
フードは、ソーセージやハンバーガー、ピタケバブ、中華そばなどバリエーションを豊かにそろえる。酒の飲めない人でも来場できるよう、スムージー店舗の出店もあり、全体を通して上質な飲食店をそろえたという。
ステージでは「おしゃれで大人の雰囲気」をコンセプトに、ジャズを中心とした生演奏を実施。浜松を中心にし活動するアーティスト5組が演奏し、1日通して心地よい音楽を流す。
「初めての試みではあるが、成功したら来年からも恒例にしていきたい」と丹羽さん。「クラフトビール好きの人だけでなく、クラフトビールを知らない人でも楽しめるイベント。自分好みのクラフトビールを探し、自分のパートナーに出会うような機会にしてもらえたら」とも。
開催時間は11時~20時。