ホルモン店「浜松せんべろホルモン酒場 ホルモン マルフク(浜松市中区田町、TEL 053-453-9129)が8月7日、浜松・田町にオープンした。
以前はビュッフェスタイルの飲食店で働いていた代表の丸山正子さん。職場で出会った2人と、「会社の枠組みの中で働くのでなく、自由に3人で楽しく仕事をしよう」という思いで独立を決意。ただの焼き肉店ではなく、ホルモンに特化した周りにはあまりないような店をしようと考えた。東京や大阪にある文化で、「1,000円でベロベロに酔える」を意味する「せんべろ」の文化を取り入れたホルモン専門店としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約17坪。席数はカウンター5席、座敷38席の計43席。肉をイメージした赤と、炭をイメージした黒の2色をメインにした店内は、ちょうちんをつるし昭和レトロな雰囲気を演出する。肉料理はテーブルにしちりんを用意し、備長炭で焼く。
メニューは牛と豚、鶏のホルモンなど肉メニューだけで約30種類を用意。「豚ホルモン」や「牛ホルモン」(360円)など、どのメニューもリーズナブルに提供。ほかにも牛の4番目の胃袋「アカセン」(360円)や「ハツ」(豚=330円、牛=360円)、鶏の「せせり」(330円)などをそろえる。中でも、豚の大腸「シロコロ」と牛の大腸「マルチョウ」(以上、360円)は脂が甘くおいしいと人気があるという。16時~19時の間には看板メニューとして提供する「マルフクせんべろセット」を用意。日替わりのホルモン3種と生ビール2杯を1,000円で提供する。安くて気軽に立ち寄れると評判で、「せんべろセット」を求めて1日に2度来店する人や毎日のように通っている人もいるという。
昼間は「ホルモン焼き弁当」や「マルフク焼肉弁当」(以上500円)などの弁当や、「生姜(しょうが)焼き定食」や「唐揚げ定食」などのランチ定食を日替わりで提供。近くに予備校が多いことから、弁当はボリュームがあり、ワンコインで学生も手軽に購入できるようにしている。ランチは「ホルモン焼き定食」(以上650円)が人気で、豚ホルモンと牛ホルモンを選ぶことができる。
「もっともっとせんべろの文化を広めたい。毎日通えるようリーズナブルに提供しているので気軽に立ち寄ってほしい」と丸山さん。「仕事終わりに家に帰る前にちょっと寄って、『せんべろセット』を頼んで、ほろ酔いになって帰っていってもらえたら」とも。
営業時間は11時~14時、16時~24時。弁当は9時~売り切れ次第終了。木曜定休。