浜松・鍛冶町に8月29日、バル「ビストロTORIKAI(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-450-8888)がオープンした。
白を貴重とし、木材とアイアンの質感を活かしたカジュアルな店内
浜松を中心に県西部で居酒屋を4店舗経営する同店。これまで「鶏」と「海鮮」をメインにした和食居酒屋を運営してきたが、有楽街に合う業態で、新たに始めたいと考えていた洋食の分野に挑戦。培ってきた経験を生かし、「鶏」と「海鮮」メニューを洋食にアレンジし、さらに生ハムとチーズを提供するバルとしてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。カウンター4席、テーブル30席の計34席。同所はもともとアパレル店で、内装は元の空間を生かしてリノベーション。白を貴重とし、木材とアイアンの質感を生かしたカジュアルな店内に仕上げ、柔らかいオレンジ色の照明で落ち着いた雰囲気を演出する。
メニューは鶏肉と海鮮、生ハムやチーズを中心に約80種類を用意。合鴨の生ハムと鶏の炙(あぶ)り刺し、鶏ハムを盛り合わせた「贅沢(ぜいたく)『極』鶏三種盛り合わせ」(1,280円)や、低温調理で柔らかい「自家製 鶏ハム~低温調理」(520円)、イクラとかんきつジュレを合わせご飯にかけた「イクラと柑橘ジュレのビストロリーゾ」(1,680円)などをそろえる。「朝捕れ新鮮刺し身盛り合わせ」(2人前=1,280円)は木の枡に入れ、「タコ壺カルパッチョ」(620円)はタコつぼからタコが出てくるような盛り付けで、器や盛り付けにもこだわり、見た目に楽しい料理を提供する。「スモークカマンベールチーズ~燻製仕立て~」(520円)はフードドームの中に薫製の煙を入れ、開けたときに香りを楽しめるような工夫も凝らす。
ワインやカクテル、果実酒、日本酒、ウイスキーなどアルコールも幅広く取りそろえ、約120種類を用意。ワイン工房で仕込んだ洋食に合う日本酒「Abysse」(630円)や、日本酒「日本刀」を強炭酸とレモンで割った「侍ハイボール」(450円)など、洋食に合う酒をそろえる。ワインとチーズなどの組み合わせをはじめ、洋食と日本酒のスタイルも提案する(以上、税別)。
店長の富田寿希也(じゅきや)さんは「どのメニューもこだわりを持って作り、客に共感してもらえるように提供している。フードメニューもアルコールも幅広くそろえ、日本酒と洋食、海鮮とワインなどさまざまな組み合わせがあるので、自由に楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は17時~24時(金曜・土曜は翌2時まで)。火曜定休。