ダンスイベント「くりダン2018 ~Creative Dance Connection?」が9月15日、浜松・砂山町の「浜松市ギャラリーモール ソラモ(浜松市中区砂山町)」で開催される。主催は、はままつ響きの創造プロジェクト実行委員会(TEL 053-451-1151)、浜松市。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを文化の祭典としても位置づけ、浜松市を音楽の都として文化の発信をしようと、2020年文化推進事業「はままつ響きの創造プロジェクト」を立ち上げた。歌と踊りの響き合いによりさまざまな人のつながりを作ろうとイベントを企画。プロダンサーや学生ダンサー、車いすダンサーなどが共演するダンスイベントとして開催にこぎ着けた。
小学生から大学生を対象に、事前ダンスオーディションを開催。ダンススクールに通う人や高校のダンス部などから、13組がエントリー。ヒップホップやハウス、ジャズなどさまざまな分野のダンスを披露し、プロの視点でリズムのとり方や身体技術の高さなどを評価。順位付けし、上位4チームは前日のプレイベントや当日のステージでプロダンサーと一緒に踊ることができる。
当日はLA-SONやPlnO、SHIGE、Risaなど東京や大阪、名古屋などで活躍するプロダンサー12組が集まる。新体操部出身のアクロバティックなパフォーマンスをするユニット「BLUE TOKYO」も出演。リオデジャネイロオリンピック閉会式の次回大会プレゼンのダンサー経験をもつ義足ダンサー「大前光市」や、難聴の子どもと健常者の子どものダンスグループ「N.Z.P Kids」なども参加する。ジャンルはヒップホップとハウスがメインで、プロのダンサーや一般公募の学生ダンサーなどがステージ上でダンスを披露。ダンサー同士のコラボレーションもあるという。
最後には来場者と共にダンスを踊るイベントも用意。車いすの人でも簡単に踊れるような手の振り付けで、当日プロのダンサーが振り付けをレクチャー。ダンスの曲は「Set Me Free」というオリジナル曲で、誰かと何かをすることで一歩前に踏み出せるような歌詞。事前に公式ホームページでもダンスの振り付けや歌の歌詞などを公開し、プロダンサーが来場客に「一緒に踊ろう」と声をかけ、来場者と一緒にダンスを踊る。
イベント制作担当の後藤康士さんは「最後のダンスの振り付けは簡単なので、小さい子どもからお年寄りまで世代を超えて楽しんもらえるはず。音楽やダンス、アート、芸術など、文化的なことを通して、年齢や障害など関係なくお互いの理解を深めてもらえたら」と話す。
開催時間は12時30分~15時10分。