スポーツイベント「はままつアスリートフェスティバル」が11月3日、浜松城公園駐車場(浜松市中区元城町)で開催される。主催は浜松市(TEL 053-457-2421)。
2020年の東京オリンピックに向け、浜松でもオリンピックを盛り上げようと、日本のトップアスリートを招いて開催する同イベント。日本一ブラジル人が多く居住し、ブラジル選手のホストタウンに選ばれた同市。同イベントでは、ブラジルの紹介コーナーも設置し、ブラジル文化の啓蒙活動も含めたイベントとして開催する。
当日は、リオデジャネイロオリンピックの400メートルリレーで二走を務めた飯塚翔太さんと、男子100メートル走日本記録保持者の桐生祥秀さん、ロンドンオリンピックの400メートルリレーに出場した市川華菜さんの3人が来場し、ステージ上でのトークイベントを開催。オリンピックでの経験談などをMCとの対話形式で行う。さらに、リオオリンピック4×400Mリレーの候補選手に選出された加藤修也さんや、浜松出身の陸上選手、宮城辰郎さんや武田夏美さんなど次世代アスリートたちも集結する。
飯塚さんや市川さんなどによる「速く走ろう!簡単陸上競技教室」も行う。フォームなどを実演指導し、うまく走るコツを教える。一般客用の観客席も設け、より多くの人にトップアスリートを見てもらえるよう会場づくりにも力を入れる。
会場には特設の50メートルレーンを3レーン用意し、小学生とアスリートが50メートル走の対決をする「アスリートvs小学生対決」も実施。事前に出場する小学生を一般公募し、200名の応募の中から各部門15名ずつ抽選で決定。1~2年生と3~4年生、5~6年生の男女6部門と抽選枠1部門の7部門に分けて開催する。当日は部門ごとに予選を行い、上位2名がアスリートたちと直接対決する。
垂直跳びや動体視力を測る機器を用意し、子どもから大人まで体力測定をすることができる体力測定コーナーを設置するほか、日伯交流協会の協力のもと、ブラジルの文化を伝えるパネルを展示も行い、東京オリンピックへ向けブラジル文化の理解を深める活動をする。
「参加者たちにはトップアスリートのスピードを目の前で感じてほしい」とスポーツ振興課の金子哲也さん。「浜松はブラジルのホストタウンになっているので、浜松全体でブラジルの選手団を温かく迎えたい。オリンピックもパラリンピックもあるので、ボランティアなどで協力してもらえたら」とも。
開催時間は10時~15時。