「第1回ハマワン子ども食堂」が11月5日、浜松・富塚のドッグラン「ドッグガーデンHama&Wan(ハマワン)」(浜松市中区富塚、TEL 053-476-9776)で開催された。
建設会社植松鈴木組が運営する同施設。ニュースなどでネグレクトや虐待など居場所がない子どもたちがいることを知った同施設のオーナーが「大きなことはできないけれど、自分ができることをやりたい」と企画。
今回の参加者は約50人。参加した保護者の一人は「参加費が安いので内容には期待していなかったが本格的なカレーとサラダ、デザートまで付いていた」と話す。母と妹と一緒に来たという小学校1年生の男の子は「カレーはちょっと辛かったけど全部食べた。ジュースもたくさん飲めたし、お菓子や塗り絵もあって楽しかった。12月もまた来たい」と笑顔を見せた。
参加料は、子どもが10円、大人が100円。ボランティア企画のため、当初は無料での提供を検討していたが、「子どもたちがお金を払う体験も大切」というスタッフの提案から、参加費を受け取る形で実現。メニューは子どもが好きなイメージがあるカレーライスで、次回は唐揚げ定食を予定している。
「栄養やバランスなど全く無頓着だったが、有志で栄養士さんが参画して下さり次回以降は栄養面もしっかり考えてメニュー作りをしていきたい」と責任者の浅井繁さん。「良いことをするにも勇気が必要だが、小さな活動が何かのきっかけになればうれしい」と、オーナーも期待を込める。
次回開催は12月3日。その後は毎月第1月曜の17時~19時を予定。