カフェ「fika 112」(浜松市南区田尻町、TEL 053-441-0818)が2月18日、浜松・田尻町にオープンした。
約20年間飲食業界で働いてきた店主の牧野宏樹さん。父親が所有する地所を利用してカフェをしてみたらどうかという話が家族間で出たことをきっかけに、カフェの出店を決めた。姉の影山恵さんが昨年8月に、ランドセルメーカー「ことゆく社」を立ち上げたことから、カフェにランドセル直営店を併設する形でオープンにこぎ着けた。
店舗面積は23坪。カウンター5席、テーブル22席の計27席。カウンター席の上は室内にも屋根のような個性的なデザイン。梁(はり)を見せ天井を高くとった開放的な空間で、木のぬくもりがある落ち着いた雰囲気。壁紙の一部に紺色を入れることで海や船をイメージ。母親が魚屋を営んでいたことから青系統の色をアクセントに入れたという。
メニューは「本日のオムライス」(850円)をメインに提供。きのこや玉ねぎ、トマトなど野菜をふんだんに使ったデミグラスソースで、卵はふわふわに仕上げる。スイーツメニューとしてフランスパンを長時間漬け込み味が染み込んだ「フレンチトースト」(650円)を用意。外はカリッと仕上げ、焼きバナナとバニラアイスを添えて提供する。ほかにも「ミニチョコパフェ」(450円)や「バニラアイス」(200円)などもそろえる。「オリジナルブレンド」や「アメリカン」、「コロンビア」(以上、550円)などのコーヒーは、ティーサーバーで提供。コーヒー豆の油脂が溶け出しマイルドな味わいになるという。
併設する同社直営店では「ことゆくラック」(27,000円)を販売。自らの子どもが革のランドセルで学校に通う際、「肩がギシギシして痛い」「背中が汗でびっしょり」など子どもの抱えるランドセルの問題を解消した同商品。バッグの商品企画の経験がある影山さんと、ベビーグッズの商品企画をしてきた和久田麻衣さんの2人で商品開発をした。ナイロン製で重さは770グラム。背中がメッシュ生地で通気性がよく、サイドの水筒差しや内部にポケットを複数つけ、機能性が高いランドセルに仕上げた(以上、税別)。
「浜松にことゆくラックを浸透させ、子どもたちの通学を楽にしてあげたい」と影山さん。「カフェに来てもらった人にランドセルを見てもらったり、ランドセルを見に来た人がカフェを利用したりと、相乗効果になれば」とも。
営業時間は、カフェ=11時~18時、ショップ=11時~16時。月曜定休。