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浜松・積志町に関西風ウナギ料理専門店 16年修業を積み独立

備長炭で香りよく焼き上げた「うな重」

備長炭で香りよく焼き上げた「うな重」

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 ウナギ専門店「鰻丸(まんまる)」(TEL 053-435-1519)が3月5日、浜松市東区積志町にオープンした。

ウナギを焼く店主の頼母木豊朗さん

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 浜松の関西風ウナギ専門店で約16年間修業を積んだ店主の頼母木豊朗(たのもぎとよあき)さん。約6年前から自分の店を持ちたいと考えていたが、修業先を辞めるタイミングが見つからず、なかなか踏み切れないでいた。修業先の跡取りが決まったことで、自分の店を出す決意を固めた頼母木さん。井戸水のある同所を選び、約1年半の準備期間を経てオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約19坪。席数は、カウンター4席、テーブル20席、座敷8席の計32席。足の悪い人でも来店しやすいように考慮し、テーブル席の割合を多くした。窓を大きくとった、明るい店内。ウナギを焼く姿を見ることができるよう焼き場の前をガラス張りにした。空間づくりにこだわるだけではなく、漆塗りのお重や店名にちなんだ丸いわん、有田焼の器など、皿や器にもこだわった。

 腹開きで蒸しの工程がない関西風ウナギ料理を提供する同店。そのとき一番いいと判断した大ぶりの国産ウナギを仕入れる。「関西風に合う、肉質が柔らかく皮の薄いものを選んでいる」と頼母木さん。ウナギは井戸水と備長炭を使い臭みを抜く。焼きは火力の強い備長炭を使い、香りよく、外はカリッと中はふわっと焼き上げる。ウナギのタレは、地元の明治屋のしょうゆを使った大豆のうまみが感じられる甘辛ダレ。山椒は香り高い春野町のものを使う。

 メニューはウナギ1尾半を使った「特うな膳」(3,900円)や「うな重」(2,850円)、「うな丼」(2,650円)、ウナギ半尾の「白焼丼」(1,400円)などを提供。子連れでも来店できるよう、ウナギ半尾の「お子様丼」(1,600円)も用意し、かわいらしいキャラクターのアイシングクッキーをそえる。重と丼のどちらもお持ち帰り用弁当対応をしている(以上、税別)。

 「空間づくりや食器選びなど、楽しみながら店作りをしてきた。長年自分がやりたいと思い描いてきたことをギュッと詰め込んだ店になった」と頼母木さん。「客に楽しい食事の時間を提供していきたい」とも。

 営業時間は11時~14時、17時~20時。火曜定休。

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