カレー店「SPICE CURRY GHAL（ガル）」（浜松市中区高丘西、TEL 053-438-5885）が3月28日、浜松・高丘西にオープンした。

食材とスパイス、骨付きもも肉をまるごと煮込んだ「チキンマサラ」

　実家が居酒屋で料理の修業をしていた店主の齋藤賢さん。修行中、富塚町のカレー店「印度カレーmana」のカレーに出会い感銘を受けた。自分も人を感動させられるようなカレーを作ろうと独自に研究。しかし、中々納得のいくカレーが作れず、同店に弟子入りを志願。本格的なスパイスカレーの作り方や、料理の心構えを学び、約2年半の修業をへて独立を決意。自宅兼店舗を新築し、オープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約25坪。カウンター4席、テーブル18席、座敷8席の計30席。白を貴重にしたカジュアルな雰囲気の店内。「いつでも だれでも 一人でも 家族でも」をテーマに、あえておしゃれ感を出さず、誰でも入店しやすいような店作りをしたという。座敷席はテーブル席と別部屋で、子どもの遊ぶおもちゃや絵本を用意し、子連れ客が安心して来店できるよう工夫した。

　カレーは食材とスパイス、骨付きもも肉をまるごと煮込んだ「チキンマサラ」（1,100円）をメインに15種類を用意。「チキントマトカレー」（800円）のようなヘルシーなトマトベースのカレーや、「チキンクリームカレー」（850円）や「サーモンクリームカレー」（1,200円）などマイルドなクリームベースのカレーも提供。タマネギを中心に野菜をじっくり炒め、数十種類のスパイスをカレーごとに配合。小麦粉を使わず、コクが有りながらもサラッとしたカレーで、香り豊かに仕上げる。山芋を使い和風の味付けのキーマカレー「ネバネバ3種のキーマカレー」（980円）や、子連れでも来店しやすいよう「お子様ランチ」（580円）も用意する。カレーは辛さの調節ができ、どのカレーもテイクアウトすることができる。

　「スパイスは整腸作用や発汗作用もあり、健康効果が期待できる。客に喜びやしあわせを感じ取ってもらえるようなカレーを、愛を込めて作っていく」と齋藤さん。「小さな子連れから年配の人まで、幅広い世代の人が入店しやすいような店作りをしているので、まだ本格的なスパイスカレーを食べたことがない人はぜひ食べに来て欲しい」とも。

　営業時間は11時～14時（ラストオーダー）、17時30分～21時30分（ラストオーダー）。月曜夜定休。