浜松駅ビルの商業施設「メイワン エキマチイースト」（浜松市中区砂山町）が4月1日、リニューアルオープンした。

立ち飲み居酒屋「茶土屋（ちゃっと）」

　同駅の在来線改札東側に位置し、浜松ターミナル開発が管理する同施設。飲食や物販など、13店舗が営業する。設備の老朽化から、より客に利用しやすい環境を整えようと1月中旬から約2カ月半の間、一部店舗を除きクローズしてリニューアル工事を実施。新たな店舗だけでなく既存店舗も内外装を刷新し、リニューアルオープンにこぎ着けた。

　館内を明るく広く見せようと照明をLEDに変更。県外の利用客も多いため、案内看板の数も増やし、誰でも分かりやすく利用しやすい環境を整えた。

　浜松初出店の3店舗を含み、5店舗が新店としてオープン。昼は丼メニュー、夜は静岡おでんや一品料理を提供する立ち飲み居酒屋「茶土屋（ちゃっと）」や、三ヶ日牛や地元野菜を使ったメニューを提供し、弁当の販売も行う「農家バル つなぐ」など、静岡や浜松のグルメを楽しめる店が出店。農家バルは朝9時から11時までの間のみ、ほうれん草や三方原馬鈴薯、セロリなど地元食材の物販も行う。カフェビアダイニング「TRICO」は以前のカフェから業態を変え、メニューをすべて刷新し、今までの軽食メニューから肉料理やチーズを中心とした洋食を提供。営業時間も22時まで1時間伸ばし、地元のクラフトビールも提供する。「もっと営業時間が長かったら」という利用客の声も多かったため、「マクドナルド」や「タリーズコーヒー」などの店舗も営業時間を伸ばした。「県外の利用客も多いので、地元の食材を楽しめる店を入れた。夜の営業時間を長くし、飲みたりない人に利用してもらったり、飲んだあとに酔い覚ましにお茶をしたりと利用法の幅を広げてもらえたら」と営業部の加藤佳孝さん。ほかにもワインを楽しめる洋食店「わいんや」や、アクセサリーや小物を扱う雑貨店「prepoint（ぷりぽいんと）」も入店した。

　「当施設は地元のリピーターも多い。地元の人が喜んでもらえるような店作りをしたので、ぜひまた足を運んでほしい」と加藤さん。「駅からすぐの立地なので、出張の人や県外からの人には電車の待ち時間などに気軽に立ち寄ってもらえたら」とも。