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浜松の製菓店が「令和まんじゅう」販売へ 発売前から多くの問い合わせ

新元号「令和」を焼印したカステラ饅頭

新元号「令和」を焼印したカステラ饅頭

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 製菓店「秋芳堂」(浜松市中区肴町、TEL 053-456-9866)が4月7日、新元号「令和」の焼き印を押した「カステラまんじゅう」の販売を始めた。

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 「カステラまんじゅう」を主軸に、カラフルなフードプリントを施したオリジナルクッキーなどを販売する同店。浜松祭りの時期は、祭りのたこに使う町ごとのたこ印と初子の名前プリントしたまんじゅうの人気が高く、注文が殺到するという。

 新元号に切り替わる5月1日から元号にちなんだまんじゅうを販売しようと以前から計画していた同店。「記念すべきまんじゅうを一日でも早く客に届けたい」という気持ちで、前倒しての販売を決定。新元号発表後すぐに焼き印の製造に着手。最短で焼き印を作り上げ、表面に「令和」の文字の入ったカステラまんじゅうの販売にこぎ着けた。

 生地は、製造工程で小麦を混ぜすぎず固くならないよう工夫。地元浜松の卵や国産の小麦を使うなど素材にもこだわり、きめ細かな柔らかい生地に仕上げる。挟むあんは自家製の白あんで、軽く食べられるよう甘さをひかえているという。焼き印する文字は菅官房長官が掲げた「令和」の書体をトレースし、達筆な文字をそのまま再現。カステラまんじゅうだけでなく、客からの要望があれば希望の色で元号をプリントしたオリジナルクッキーも販売する。

 新元号発表とともにSNSで同商品の販売を告知したところ、「いつ販売するのか」「どこで買えるのか」といったコメントや問い合わせが続いた。販売前にもかかわらず県外からの注文もあり、好評だったという。発売初日はホームページを事前に見て買いに来た客や、通りがかりに令和のまんじゅうを見たことが気になり購入する客があった。「記念に買って帰る」「令和はいい時代になるといいね」と話す客もいたという。

 専務の藤本桂さんは「新しい時代への期待が高まっているように感じる。平成は災害の多い時代だった。同商品は、令和がいい時代になってほしいと願って作った」と話す。

 価格は、カステラまんじゅう1個=45円。クッキーは予約制で、1枚=90円(最小ロット=50枚)。遠鉄百貨店で販売する。5月1日からは市内スーパーでも販売を予定する。

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