カレー店「カルダモン」(浜松市中区砂山町、TEL 053-454-8538)が4月25日、浜松・砂山町にオープンした。
東京で移動販売店やイベント出店をしてきた同店。約50店舗のカレー店が参戦する東京のカレーイベントでは2日間で2000食を売り上げた実績を持つ。2年前に遠鉄百貨店の催事に出店した際、カレーパンが好評だったことから、地元でもカレーパンの魅力を広めたいという思いで出店を決意したオーナーの古澤太一さん。地元の人だけでなく、駅前の人通りが多い同所で、東京で提供してきた本格的なスパイスカレーとカレーパンを提供する店としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約4坪。カウンター2席、テーブル12席の計14席。昔懐かしいような雰囲気の食堂スタイル。あえておしゃれさを出さず、気軽に入店しやすいような空間づくりをしたという。
メニューは、7種類のスパイスを使い2時間以上煮込んだ「キーマカレー」(800円)をメインに展開。店名でもあるカルダモンは、甘くエキゾチックで爽やかな香りを持ち「香りの王様」や「スパイスの女王」と呼ばれるという。クローブは肉の香り付けに使い、見た目を鮮やかにするためにピンクペッパーを乗せる。客からは「癖になる味」と好評で、すでにリピートするファンも多いという。ほかにも国産の鶏もも肉を、肉がほろほろと溶けるくらい煮込んだ「チキンカレー」(800円)も用意。鶏肉に合うよう、キーマカレーとは違うスパイスも使い、少し変化をつけているという。キーマカレーとチキンカレーの両方を味わうことのできる「ハーフ&ハーフカレー」(900円)もそろえる。
カレーメニューと並ぶ主軸商品の「カレーパン」(200円)にも看板メニューのキーマカレーを使い、注文が入ってすぐに揚げることで揚げたてで熱々のまま提供する。カレーは弁当にも対応し、テークアウトしてもらいやすいように、どのメニューも100円安く提供。昼時はテークアウトを利用するオフィスワーカーも多いという。
「地元の人に愛されるカレー店にしていきたい」と古澤さん。「まずはファンを増やしていき、当店を起点に店舗を増やしていけたら」とも。
営業時間は11時~21時。日曜定休。