イベント「SAKE Spring」が8月3日・4日、浜松市ギャラリーモール「ソラモ」(浜松市中区砂山町)で開催される。
2017(平成29)年に京都で始まった同イベント。2018(平成30)年には東京や神奈川、岡山などでも開催し、累計5万2000人を動員。浜松商工会議所や浜松まちなかにぎわい協議会などから「浜松七夕ゆかたまつり」を盛り上げてほしいという依頼があり、祭りの開催期間中に合わせての開催を決めた。
「お酒の可能性を広げ、新しい歴史をつくる」をコンセプトに、全国の日本酒の魅力を発信し、人と人の心が通うような場の提供を目的とする同イベント。酒を飲まない若者が増えている中、若者に日本酒の魅力を知ってもらう場として開催する。
当日は日本各地から15蔵が集まり、40銘柄の日本酒を飲み比べることができる。ノーベル賞の晩餐(ばんさん)会でも出された「神戸酒心館」の「福寿」や、京都の酒蔵「月桂冠」が幻と言われる酵母で作った「伝匠」なども飲むことができる。静岡県からは「花の舞酒造」や「萩錦酒造」、「中山酒造」なども出店し、蔵ごとに2~3銘柄を提供。日本酒だけでなく、合間に挟んで飲んでもらおうと、クラフトビールも用意。浜松のクラフトビール店「マイン・シュロス」や「オクタゴンブリューイング」などが出店する。酒は「くるくるチケット」(5枚=1,000円)を購入することで、チケットと酒を交換する形式で提供。1枚で飲むことができる酒もあれば、高価な物は3枚必要なものもある。ほかにも、ギョーザ店やショウロンポウ店、ハンバーガー店、京都から和食や缶詰専門店など、飲食店の出店もあり酒と合わせて楽しむことができる。
会場にステージを設け、アコースティックライブを開催。音楽で会場を盛り上げるだけでなく、演者が乾杯の音頭をとり、会場の来場客とともに乾杯をする。「夏の暑い時期だが、七夕ゆかたまつりと合わせて楽しんでもらいたい」とイベント担当の仲居碧水(たまみ)さん。「ゆかたを着て来場すると特典がもらえるようにするので、ぜひ浴衣を着て来場してもらえたら」とも。
開催時間は11時~20時。チケット料金は、先行予約(くるくるチケット11枚、オリジナルおちょこ)=2,000円、当日(くるくるチケット5枚)=1,000円。