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浜松・肴町に和食居酒屋 世界のマグロ仕入れ、素材のおいしさ追求し

店主の岡本修吾さん

店主の岡本修吾さん

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 和食居酒屋「あじとさけ 仟(せん)」(浜松市中区肴町、TEL 053-452-3011)が6月27日、浜松・肴町にオープンした。

L字カウンターのある店内

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 高校卒業後、浜松の料理店で働いてきた店主の岡本修吾さん。料理の勉強だけではなく接客も学び、修業を始めて今年で10年を迎えた。飲食業界に入ったころから店を持つことが夢だった岡本さん。同所のテナントが空いたことを聞き、半地下にある隠れ家的なところが気に入り独立を決意。和食を中心とした創作料理を提供する居酒屋としてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約13坪。カウンター8席、テーブル8席の計16席。L字カウンターは客との距離も近く、調理をしながらでもコミュニケーションがとれる。「通りから半地下の様子が少しのぞけるところも、隠れ家的な要素があって良い」と岡本さん。店内はダウンライトやスポットライトなど照度を落とした照明で、落ち着いた雰囲気を出す。

 料理はグランドメニューを作らず、毎日その日のメニューを作成。和食をベースにしながらも、中華風のものや岡本さんがアレンジした料理を提供する。刺し身で提供するマグロは日本だけでなく世界中で今一番いいと思うマグロを選択。現在は南半球でとれるマグロを仕入れている。「時期によって海水温が違うので、マグロの味も変わる。マグロは特にこだわっている」と岡本さん。赤身の質がよい「富士山岡村牛トモサンカクステーキ」(2,500円)や、「国産豚角煮」(950円)など肉料理も用意。野菜は農家から直接仕入れ、季節の野菜の料理を提供する。現在は旬のオクラを使い、「オクラ豚バラ巻き」(850円)を提供。これからの時期はナスの料理を考えているという。常に自身が良いと思った素材を仕入れメニューを考案。日々少しずつメニューに変化をつける。

 「おすすめの料理があるわけではないが、全て今おいしいもの提供している。『この料理のここがおいしい』と客と共有できたらうれしい」と岡本さん。「店を持ったら終わりではなく、これからが挑戦。常にチャレンジを続け、可能性を広げていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時30分~24時。日曜定休。

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