浜松駅前のギャラリーモール「ソラモ」(浜松市中区砂山町)で9月20日、ラグビーワールドカップ・パブリックビューイングが始まった。
ラグビーワールドカップ開催に当たり、県では静岡市と浜松市に入場無料の「ファンゾーン」を開設。浜松市内では、人でにぎわう駅前のソラモが選ばれ、観戦チケットを持たない人でも試合会場の雰囲気を体感できる。試合観戦だけでなくグルメブースやステージパフォーマンス、ラグビー体験も用意する。会場には人工芝を敷き、ラグビー競技場にいるかのような雰囲気を演出する。
試合観戦ができるのは開幕戦の「日本対ロシア」戦と、28日の「日本対アイルランド」、10月5日の「日本対サモア」など日本戦を中心に、静岡県開催の試合と準決勝・決勝の計18試合を予定。芝生の上に座り、ソラモの大型モニター「遠鉄ビジョン」で観戦。縦320センチメートル、横570センチメートルの大画面で試合を見ることができる。試合当日は遠鉄百貨店新館8階にある「えんてつホール」も開放。230席を用意し、室内でじっくりと観戦できる。
会場にはステージも用意し、人気芸人の特別ゲストがライブを開催。ギョーザや三ケ日牛串などのご当地グルメ、海外グルメ、ハイネケンバーなど5店の出店もあり、ご当地グルメや酒を飲みながら試合を楽しむことができる。ファンゾーン内にはラグビーボールを用意し、パス体験をすることもできる。
開幕当日は試合開始前から1200人を超える来場者が集まり、立ち見をする観客も多く見られた。開始直後のロシアの得点時には頭を抱える人も見られたが、日本の初得点時には会場が大歓声に包まれ、観客は熱狂。ガッツポーズをし、立ち上がる人も多数見られた。浜松医科大学ラグビー部の宮川昴己(こうき)さんは「ネットでファンゾーンを知り、部員を誘って来た。ビールも飲め、無料で観戦できるのはとてもうれしい。時間が合えば全試合観戦しに来たい。日本が優勝することを期待している。頑張れ日本!」と日本代表の活躍を期待する。
ファンゾーン担当の斉藤剛さんは「スタジアムに負けないくらい、興奮や感動ができる。身近に見られる空間なので気軽に来場してほしい」と呼び掛ける。
ブリックビューイング開催日時は、9月28日=11時~21時、10月4日=16時~21時、5日=11時~21時30分、9日=16時~21時、11日=16時~21時30分、13日=11時~22時、26日=11時~20時、27日=11時~20時30分、11月2日=11時~21時。