イベント「ドローンジェニックな旅をしよう in 静岡県」が11月7日、「舘山寺サゴーロイヤルホテル」(浜松市西区舘山寺)と「浜名湖パルパル」(西区舘山寺)で開催された。主催は静岡県広聴広報課。
参加者がドローンで撮影した映像や写真をSNSに投稿することで、県の魅力を広く伝えてもらうことを目的として開催。昨年2月に、伊豆の小瀬崎と旭滝で行った「ドローンで巡る伊豆の旅」が好評だったこともあり、今回はSNSで発信力のある人に、普段は入ることができない休園日の遊園地を提供。当日は、選ばれた11人の一般の人が参加し、ドローンを使った撮影を楽しんだ。
参加費はかからず、ドローンを持っていない人には無料で貸与。普段はドローンを飛ばすことができない遊園地での撮影会ということもあり、全国から70人ほどの応募があった。その中から、ドローン操作の経験を問わず、男性6人、女性5人を選出。講師として、東京でドローンパイロットの教育などを行っている、「Dron é motion」(ドローンエモーション)の田口厚さんをはじめとした7人が参加し、撮影指導を行った。
前半は、舘山寺サゴーロイヤルホテルのプールサイドで、参加者全員がドローンを飛ばせるよう、電源の入れ方から基礎講習を実施。後半は、遊園地パルパルに移動し、3つのチームに分かれて、メリーゴーラウンドや観覧車などの周りで思いのままにドローンを飛ばしたり撮影したりした。
東京から参加したドローン歴5年の男性は「人のいない遊園地でドローンを飛ばし、観覧車と一緒に写真が撮れるのは夢のよう」と話した。掛川市から参加した初心者の女性は「ほかの人のインスタを見て、ドローンで撮影した写真が気になっていて今回参加した。上から見る景色はいつもと違っていて、鳥になった気分が味わえた」と話した。
「実際にドローンを触ってもらうことで、楽しさを知ってほしい」と静岡県広聴広報課主事の河原崎遥さん。「今回のイベントをモデルケースとして、各市町村や企業、団体で自発的にこういった催し物を開催してもらえたらうれしい」とも。