「Bar Savigny(バー サヴィニー)」(浜松市中区田町、 TEL 053-522-9858)が、移転リニューアルオープンして1カ月たった。
バーは入りづらいという人でも気軽に来店できるよう、郊外ある雄踏町に2013年にバーをオープンし、6年ほど経営していたオーナーバーテンダーの西村大地さん。同所にもともとあったバーのオーナーが亡くなった際、「この場所をバーとして残したい」という家族の強い希望があり、元オーナーと西村さんの共通の知り合いである常連客から「移転をしないか」と声が掛かった。最初は断っていたが、熱心に説得され、バーが集中する街中で自分の実力を試してみようと決意。リニューアルオープンにこぎ着けた。
約20坪の店内に、カウンター8席、テーブル6席の14席を用意。ゆったり落ち着けるよう、店内は薄暗く、LPレコードでジャズを流す。メニューは特になく、頭の中に入っている何千種類ものレシピから、客のリクエストに合わせてカクテルを作る。スタンダードなものでは、冷凍庫で冷やしてとろみを出したジン、シップスミスを使った「ジントニック」が人気だという。ほかにも、オリジナルカクテルとして、ジャックダニエルをベースとし、カジノをイメージした「ジャックポット」(以上、1,000円)などを提供する。
ボトルやシェーカーを使い、パフォーマンスをしながらカクテルを作るフレアバーテンディングの技術も身に着け、普段は知人の結婚式や企業の周年パーティーで披露。2018年9月に広島で行われ、各地で予選を勝ち抜いた10名だけが参加できる「第15回全国フレア・バーテンダー技能競技大会」にも参加した実績をもつ。
「バーは、その日の疲れをリセットする場所だと思う。男性も女性も、気軽に訪れて非日常を楽しんでほしい」と西村さん。「ノンアルコールカクテルも用意しているので、お酒が飲めない方もぜひ来てほしい」とも。
営業時間は19時~翌2時。