木のおもちゃ専門店「木のままごとキッチンtonton」(浜松市南区安松町、TEL 053-460-8850)が11月11日、8周年を迎えた。
娘が小さい時にままごと台を手作りし、娘にも奥さんにもとても喜んでもらえたことが忘れられなかった店長の日内地(ひないじ)真吾さん。ごっこ遊びの大切さを感じたことから、2011(平成23)年に木のおもちゃ専門店をオープン。ままごとに関するオリジナルのおもちゃをはじめ、自身が目で見て納得できたおもちゃを仕入れ提供。木のおもちゃを作るワークショップや、「子どもにとってなぜままごとが必要なのか」といったテーマのおもちゃ講座を開催するなど、対面でのコミュニケーションを取りつつ、成長に合わせたおもちゃをアドバイスすることを売りにしてきた。
2017年には、スタッフの山田さんが、SNSに投稿した落書きの猫がフォロワーの目にとまり、「この猫のイラスのグッズがほしい」という声があったことから、「ヤマダネコ」というキャラクターが誕生。キーホルダーやぬいぐるみをはじめ、呉服店や酒店、食パン専門店などからの依頼で、キャラクターが店員に扮(ふん)したアクリルスタンドも制作した。ほかにも、消臭剤メーカーとコラボした際は、1日で150セットが完売したという。
今年は、大村屋酒店(北区)とコラボして、志太泉酒造(藤枝市)が製造した純米吟醸酒を使ったカップ酒を開発。11月16日から同酒店で販売開始し、カップ酒としては異例の1日で1200本が売れたという。容器はグラスとしても使えるため、大人だけでなく子どもにも喜ばれており、名古屋や兵庫から、同店と同酒店の両方を目当てに訪れる客もいるという。
「ヤマダネコと木のおもちゃ、どちらも人気なので両方を見に来てほしい」と日内地さん。「事故にならないよう考えた木のおもちゃをそろえているので、ぜひ来店して遊んでほしい」とも。
営業時間は11時~18時。水曜、木曜、祝日定休(不定休あり)。