講演会「時代が強く求める会社とは」が2月20日、アクトシティ浜松中ホール(浜松市中区板屋町)で開催される。
同講演会は、2月19日から23日まで開催する「日本商工会議所青年部第39回全国大会 ふじのくに静岡ぬまづ大会」の関連事業。全国の青年部会員が県内に集まってくるため、県内各地で分科会を開催。市内に経済産業省や厚生労働省が後援している「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の各賞を受賞している企業が多いこともあり、関連する研修を行う。
講師には、同賞の審査員委員長でもあり、静岡県出身で市内大学で教鞭をとっていた経験もある坂本光司さん。講演のテーマとして、人手不足が叫ばれ、働き方改革を推進する今の時代に合ったものを選定。「人手不足解決のヒントは、人を大切にする経営にあり」と題し、「企業があるべき姿」や「大切にするべきもの」など、経営に関する理論や考え方を講演する。
もうひとりの講師は、市内でビルメンテナンス会社を経営し、昨年、厚生労働大臣賞を受賞した「共同」の社長の有賀公哉さん。有賀さんはアルバイト入社から社長になり、坂本さんの経営に関する考え方に共感し、その教えを実践。その経験を講演する。ほかにも、2人のパネルディスカッションが行われ、広く門戸を開くために、青年部会員だけでなく、一般の人の参加も可能となっている。
「会社のあるべき姿を教える立場の人と、実践した人の話が同時に聞けるよい機会。理想の会社を一緒に目指していければ」と同会研修委員会委員長の平出慎一郎さん。「我々は、地域のために会社を成長させ、自己の研鑚に努める経済団体。講師の坂本先生の『人を大切にする経営学』は人を幸せにすることを目的とした経営学。実際の経営者である有賀さんを同時に講師に迎えることで、理想と現実の両側面から時代が強く求める会社をひも解く」と会長の鈴木仁さん。「地域を考える経済団体だからこそ実現した最も実践に則した研修講演会。参加者が地域の発展のために、実践できる何かを持ち帰っていただけたら幸い」とも。
開催時間は16時~18時。申し込みは浜松商工会議所ホームページで受け付ける。