コンサート「Cicada Japan Tour 2020 浜松」が2月22日、鴨江アートセンター(浜松市中区鴨江町)で開催される。
2009年に結成され、現在は4人で活躍する台湾の室内楽アンサンブルグループ「Cicada」。昨年、10周年を迎え発表した最新アルバム「Hiking In The Mist」を掲げ、2年ぶり3回目の来日が決定。日本ツアーを開催することとなった。東京と大阪での開催が決まり、中間にある浜松での開催を検討。以前から国内外のアーティストの音楽イベントを浜松で開催していたfolklore forest ( フォークロアフォレスト )主催の川島るみさんのもとにレコードレーベル会社から連絡が届いた。過去に行ったポスト・クラシカルの音楽イベントが好評だったことと、同グループのアルバムを聴いて感動したことから開催を決意。浜松出身の音楽家、zmi(ずみ)さんの共演も決まり、イベント開催にこぎ着けた。
「Cicada」は台湾や中国で活躍しており、アジアのポスト・クラシカルの代表としても知られているグループ。ポスト・クラシカルとは、クラッシックを基盤としながらも気軽に聞くことができ、オリジナルの楽曲を演奏する音楽ジャンル。イメージとしては、映画のサンドトラックのような音楽だという。その中でも、同グループはメランコリックなピアノとアコースティックギター、叙情的なチェロとヴァイオリン。ロマンティックでスケールが大きく、心を揺さぶられるような音楽が特徴。生の演奏は、音の圧が強く、迫力が違うという。同イベントでは、自然を描いた曲が収められている最新アルバムを中心に、約1時間の演奏が楽しめる。
学生から40代の方を中心に、予約が徐々に埋まってきているという。「Cicadaが浜松に来るのは初めてで、地元で見られる貴重な機会」と川島さん。「強弱のある心に響く音楽が聴けると思う。楽器の演奏をしている人や、ポスト・クラシカルが好きな人、新しいジャンルの曲を聴いてみたい人など多くの人に聞いて欲しい」と呼び掛ける。
開催時間は、14時30分~。予約=4,000円、当日=4,500円。別途ワンドリンク。予約は「folklore forest」ホームページで受け付ける。