すし店「寿司処真珠」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-454-3566)がオープンして1カ月たった。
大工経験もあり、居酒屋やすし店などの飲食店で働いてきた店長の野田政和さん。6年前に街中でバーを経営するオーナーと出会い、その後も交流を深めてきた。仕事を探していることを相談したところ、オーナーが野田さんのすしのファンだったことや2軒目の飲食店の出店を考えていたことから、「すし店をやらないか」と声をかけてもらった野田さん。バーとすし店を気軽に行き来できることも考慮し、街中で物件を探し、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約20坪。現在は、カウンターのみの10席だが、今後座敷席も用意する予定。もともと日本料理店の店舗だったこともあり、落ち着いた雰囲気の内装。浜松では遅い時間まで営業しているすし店が少ないことから朝4時までラストオーダーを受付ける。飲み会の3軒目、4軒目としての利用や、飲食店に勤務する人が仕事帰りに食事をするのにも対応する。
街中という立地でありながら、カウンターでリーズナブルにすしを楽しんでほしいと1貫100円から提供する同店。子どもから年配の人まで楽しめるよう、ミナミマグロにこだわった「中とろ」(350円)やバチマグロの赤身を使った「マグロ」(130円)などの握りや、軍艦、細巻きなどを用意。
野田さんがもともと創作するのが好きだったこともあり、創作ずしも提供。ウニやイクラ、10貫分の中トロを使った「夢と極の頂」や、カニサラダを細巻きと軍艦の両方で楽しめる「カニサラダの極」、ウニの細巻きをタワーのように積んでウニとイクラを添えた「細巻の極」(以上、1,000円~)などを用意。見た目の美しさと味のバランスを考えた創作ずしをそろえる。何を頼めばいいか迷う人には、予算に合わせた提供も行う。(以上、税別)
インスタグラムの投稿を見て来店する客もおり、「朝5時までやっているので助かる」「創作ずしが面白い」といった声もあるという。「新しく鍛冶町にできたリーズナブルなすし店。ぜひおいしいすしを食べて楽しく帰ってほしい」と野田さん。「座敷もいずれ開放して行く予定。ゆっくりだが徐々に進化していきたい」とも。
営業時間は19時~翌5時。日曜定休。