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浜松・三方原町にカフェ うずらの卵を使った料理をメインに

うずらの卵入りミートボールが乗った「はちまんカレー」

うずらの卵入りミートボールが乗った「はちまんカレー」

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 カフェ「はちまん」(浜松市北区三方原町、 TEL053-489-7177)が3月4日、オープンした。

ナチュラルで明るい店内

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 中・高校生時代に馬術部に所属し、その後ブランクがあったもののインストラクターとして乗馬クラブで勤めていたオーナーの多幡尚美さん。仕事場や家とは違う「自分の居場所」を求めてくる人が多いと感じていた。独立したい気持ちが湧いた際、飲食店で「自分の居場所」を提供できるのではと考えた。起業の準備に取り組むため、2年ほど前に退社。キッチンカーなどさまざまな形を模索しながら物件を探した。昨年末、現在の店舗を見た瞬間に「暖かい日差しが入る陽だまりの喫茶店」と感じ、店舗を改装し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約30坪。テーブルのみの32席。店内ではフリーWi-Fiを提供し、8人席のテーブルにはコンセントも用意する。兄の協力もあり、ウッドデッキの壁を張り替えたり、看板を作ったり、内壁にペンキを塗ったり、できることは自分で行った多幡さん。ほかにも、木のテーブルや椅子を置き、安らげる空間に仕上げた。

 もともと食が細かったが、知り合いの養鶏農場から譲ってもらったうずらの卵かけご飯がおいしく、食事の量が増えたという多幡さんの経験から、農場直送のうずらの卵を多く使用。うずらの卵かけご飯やみそ汁などがセットになった「和モーニング」と、トースト、うずらのベーコンエッグなどがセットになった「洋モーニング」(以上、650円)を用意。生で食べた時の白身のサラッとした食感と火を通したときの味が濃く甘い黄身の両方を味わってほしいと、2種類のモーニングセットをそろえる。ランチはうずらの卵がゴロゴロ入ったタルタルソースに合うように作った「とろアジのフライ定食」と「鶏の唐揚げ定食」を用意。ほかにも、野菜の甘みを感じるカレーとうずらの卵入りのミートボールが乗った「はちまんカレー」(以上、980円)など、ボリュームのあるランチをそろえる。パティシエが作るデザート「絶品ふわ、しと、シフォンケーキプレーン」(500円)はベーキングパウダーを使わず、しっとりしているのにふわっとした口当たりが特徴という(以上税別)。

 「7人兄弟の末っ子として育ち大家族で食事をしていたが、1人になって初めて家族みんなで食べるからこそおいしかったことに気づいた。家族を迎えるような気持ちで食事をする人をもてなしたい」と多幡さん。

 営業時間は7時~17時。日曜定休。

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