オーガニック食品や雑貨の専門店「EECO(イイコ)」(浜松市浜北区中瀬、TEL 053-571-8881)が、オーガニックアイスクリームの新ブランド「SOY GeLA(ソイジェラ)」の販売を開始した。
5年ほど前から「K and Son's(ケーアンドサンズ)」というブランドでオーガニックアイスクリームを販売してきた同店。販路開拓の際に、スーパーや百貨店のバイヤーからパッケージデザインなどの商品力の弱さについて指摘があったという。以前より、その悩みを解消し、販路を広げたいと考えていた社長の金沢強さん。デザインができるスタッフが入社したことから、パッケージデザインを一新。新たなフレーバーを追加し、豆乳を使うことからブランド名を「SOY GeLA」と改め、販売にこぎ着けた。
牛乳や卵を使わず、オーガニックな植物性の原材料100%で作られた同商品。これまでの商品ラインアップとしてそろえていた「ココナッツとバニラ」と「濃厚チョコ」、「いちご」に加え、自社の商品であるラテパウダーの原料を使った「静岡抹茶ラテ」と「静岡ほうじ茶ラテ」のほか、有機バナナを使った「完熟バナナ」の3種類を追加。地元春野町産のお茶を使ったオーガニックラテの味には自信を見せる。
内容量を80ミリリットルから100ミリリットルに変更し、ふたとカップの間にトップシールを貼る。これまでプラスチックだった容器も全て紙に変更。トップシールを貼ることで、ふたを紙にすることが可能になり、地産地消を進めるほか、環境にも配慮することができた。
販売開始に備え、大容量の冷凍庫も購入。19日には、店頭でテスト販売を開始。通常販売だけではなくギフト販売などの需要もあり「反応は上々」と金沢さん。5月31日まで「#ソイジェラ」もしくは「#soygela」を付けてSNSに投稿すると、1商品100円の割引になるキャンペーンも行っている。
豆乳を使うことで牛乳を使ったアイスクリームと比べカロリーが40%低い同商品。「ターゲットは30代~40代の女性だが、原材料が植物性100%のため、年齢や性別のみならず、宗教や人種を越えて味わってもらえる」と金沢さん。最終的な販路は海外を見据え、小売りと同時に取扱店も募集する。「この商品を広めることでオーガニック市場のさらなる広がりに貢献できれば」と期待を込める。
営業時間は11時~17時。月曜・木曜定休。浜松市の休業要請を受け4月29日~5月6日は休業。価格はカップ(100ミリリットル)=380円、バット(1000ミリリットル)=2,600円(以上、税別)。