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浜松・泉の餅店ユニークなコロナ対策 来店客の間隔を開けるために餅のイラストで

間隔をあける際の目印となる餅のイラスト

間隔をあける際の目印となる餅のイラスト

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 餅菓子専門店「つちや餅店」(浜松市中区泉)が現在、新型コロナウイルス対策として、餅のイラストで来店客のソーシャルディスタンスを保つ工夫をしている。

副社長の土屋伸之さん

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 ゴールデンウィークには、端午の節句をお祝いする遠州名物の長さ約22センチの「大柏餅」を販売する同店。毎年柏餅を買い求める人で行例ができるという。今年は新型コロナウイルスの影響で、例年より予約が減っているものの、ゴールデンウィークは節句の祝いや季節の菓子として、柏餅を求める来店客があると想定。対策とし、密の状態を作らないよう、間隔を開けて並ぶための目印を作ることとしたという。

 目印は商品にちなみ、「餅つき」と同店の人気商品「みたらし団子」、「膨らんだ焼き餅」の3種類。「足跡なども考えたが、せっかくだから餅店らしいモチーフにしよう」と考えたと副社長の土屋伸之さん。イラストは知り合いの業者に委託した。

 ほかにも、新型コロナウイルス対策を行っている同店。対面式で販売しているが、透明なビニールシートを間仕切りとして使う。マスクをつけ、消毒液で消毒を行い、手袋をして商品を直接触らないといった対策を実施。3月1日からは営業時間を1時間短縮し、18時までの営業としている。

 来店客からは「かわいい」「面白い」といった声も聞かれ、小さい子どもが喜んでくれるほか、写真を撮っていく人もいるという。「並んで待つ間も少しでも楽しく待ってもらえたらうれしい」と土屋さん。「思った以上に反響があり驚いたが、やってよかった」とも。

 営業時間は8時~19時。(現在は18時まで)火曜定休。

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