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浜松・上新屋にサンドイッチ専門店 季節のフルーツ使った和洋のサンドイッチをそろえ

多くの人の来店を期待する、店長の滝下育美さん

多くの人の来店を期待する、店長の滝下育美さん

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 サンドイッチ専門店「一休サン上新屋店」(浜松市東区上新屋町、TEL053-571-7193)が12月10日、オープンした。

県内産のイチゴを使ったサンドイッチ3種

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 もともとサンドイッチが好きだったこともあり、老若男女問わず手軽に食べてもらえるサンドイッチを扱いたいと考えていた店長の滝下育美さん。2年半ほど前、滝下さんが勤めている、同店を運営するマイド商会(袋井市)の社長にサンドイッチ店を提案。同社はもともとコンビニエンスストアやカラオケ店を運営していたが、カラオケ店の運営が厳しくなっていたこともあり別事業として立ち上げることが決まった。チャレンジしてみないと分からないという社長の考えもあり、約1年間かけてさまざまな素材を使って100以上の試作を繰り返し、価格と味に納得できたことから、1年半前に袋井で開業。掛川や菊川、そして浜松からも多くの人が訪れたことから、浜松にもこの味を広げたいと考え、店舗を探し、改装をしてオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約20坪。サンドイッチが並ぶショーケースがあり、店の奥がサンドイッチを作る工房となっている。外装は、茶色と赤色を基調とした色で三角屋根になっており、イメージにあっていたためほぼそのまま使用。内装は、壁を白く張り直してもらい、ドアの枠や壁の木の部分は自分たちで茶色に塗り直し、ナチュラルなイメージに仕上げた。店名は、滝下さんの名前を数字にしたことに由来しているが、「一休みしてサンドイッチを食べてほしい」という願いも込められている。

 卵、野菜、揚げ物、フルーツなどを使った手作りのサンドイッチを30種類ほど用意。「フルーツを使ったサンドイッチは和風にも洋風にもなる」と滝下さん。季節の果物を中心に使い、旬に合わせて中身を変えている。現在は、県内産のイチゴを使い生クリームと合わせた「いちごクリームサンド」(380円)や白あんと合わせた「まるごと苺クリーム&白あんサンド」(340円)、小倉あんこと合わせた「いちご小倉クリームサンド」(390円)などを用意。夏になるとクラウンメロンなども使う。

 いろいろな卵を試した結果、黄身が濃く、味や食感が一番良かったことから、青い鳥牧場(浜北区)の卵を使い「青い鳥牧場たまごサンド」(310円)や「ハムたまサンド」(340円)を用意。ほかにも、ボリュームがあり食べ応えのある「照り焼きチキンサンド」や、熟したアボカドで作る「アボカド生ハムサンド」(以上、380円)などをそろえる。予約も受け付けており、卵サンドや野菜サンドなどは、揚げ物のサンドイッチと組み合わせることもできる。

 新型コロナウイルスの対策として、スタッフは検温を行い、マスク着用と手指消毒を徹底し調理の際はゴム手袋を着用。店内には手指消毒を用意し、扉や窓を定期的に開けて換気を行っている。密にならないよう、並ぶ際は間隔をあけるよう誘導している。

 平日は女性客や親子連れが多いが、週末になるとまとめ買いをする男性客も多いという。「サンドイッチづくりはこれとこれを挟んだらこんなのができるというのが楽しい」と滝下さん。「サンドイッチは手軽に食べられて、おやつにもランチにもパーティーのオードブルにもなる。堅苦しくない手土産としても使ってもらえれば」とも。

 営業時間は7時~13時(土曜・日曜・祝日は15時まで、売り切れ次第終了)。火曜定休。

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