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浜松・佐鳴台のスペイン料理が移転リニューアル スペインのバル意識したスタイルで

いろいろな人に利用してもらえればという、オーナーの中野雄司さん

いろいろな人に利用してもらえればという、オーナーの中野雄司さん

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 スペイン料理店「エルカミーノ」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-440-7057)が12月1日、移転リニューアルオープンした。

「パエリアランチプレート」ドリンク(デザート付き)

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 佐鳴台3丁目で、約13年営業してきた同店。建物が築45年ほどで老朽化が進んでいたことから、大家から建て直したいと言われ数年前から物件を探していた。当初は、利便性を考え2店舗目がある街中も視野に入れ物件を探していたが、新型コロナウイルスが流行。休業要請が出た中、同店の近隣の人たちの応援や助けがあり乗り切ることができたことから、改めて佐鳴台でやっていこうと決めたという。

 そんな中、以前から知っていた同店舗のある施設を運営する「サーラプラザ佐鳴台」の担当者から、店舗が空くから入らないかと声を掛けられた。スタッフ皆で内見したところ、解放感がある空間が気に入り、同所に移転することを決めた。

 店舗面積は約53坪。カウンターが6席、テーブルが36席の計42席。以前の店舗は白い一軒家で、クラシカルでシックな店だったが、今回はモダンで都会的な建物。その雰囲気が気に入ったこともあり、厨房(ちゅうぼう)機器を増設しただけで、内外装はほぼそのまま使用している。

 朝から晩までやっているスペインのバルに近づけたいと、リニューアルを機に午後の休憩時間をなくし、通しでの営業に変更。「魚介のパエリア」(2人前、2,700円)や「にんじんサラダ」(480円)といった人気の定番メニューはそのままで、カフェメニューを充実。14時~17時のカフェタイムに、おつまみやちょっと食べたい人に向け新たに「本日のピンチョス」(3種盛り合わせ、540円~)をメニューに加えた。

 ほかにも、新商品としてスペインのバスク地方から広まった、表面は焦がして中はしっとりとした「バスクチーズケーキ」と、スペインで昔から食べられているチュロスをチョコレートにつけながら食べる「チュロス&ホットチョコレート」(以上450円)を用意。リピーターの主婦の来店が多かった以前の店に対し、場所が変わりサラリーマンも来てくれるようになったことから、ひとりで来てさっと食べられるよう、平日限定で新メニューの「本日のパエリアプレートランチ」(プレート、1,000円)もそろえる(以上、税別)。

 新型コロナウイルス対策として、スタッフは検温を行い、マスク着用、手指消毒を徹底。入り口に手指消毒を用意し、各テーブルにもアルコール消毒を用意。定期的に窓を開けて換気を行い、店内のアルコール消毒清掃も行っている。

 「定番料理に加えカフェメニューを充実させたので、コーヒーを飲んだり、ワインを飲んだり、新聞を読んだり、打ち合わせをしたりといろいろな人に利用してほしい」とオーナーの中野雄司さん。「ウェブショップもオープンし、お店の味をそのまま楽しめる冷凍スペイン料理も用意している。来店しにくい人はそちらを利用してもらえれば」とも。

 営業時間は11時~21時30分。月曜、第2火曜定休。

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