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浜松・細江にカフェ 子ども連れでも気軽に寄れる、子育て世代にやさしい店として

多くの人の来店を期待する、店主の原田俊介さん

多くの人の来店を期待する、店主の原田俊介さん

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 カフェ「FondCafe(フォンドカフェ)」(浜松市北区細江町気賀、TEL 053-523-8008)が1月19日、オープンした。

いろいろな野菜が乗った「たっぷり野菜とチキンの収穫祭のスープカレー」

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 高校生のころから、憧れのカフェをやりたいと思っていた店主の原田俊介さん。アルバイトを含め、約18年間飲食業界に携わってきた。浜松の居酒屋を経て、名古屋のカフェに8年ほど勤めたが、2人目の子どもが生まれるのをきっかけに、実家のある浜松に戻った。自身が子どもを持つ親になり、子連れではカフェやおしゃれな店に行きにくいと感じ、子育て世代が楽しめるカフェを開くことを決意。物件を探して改装し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪。テーブル席が18席。パーティションを固定する部分に天竜材を使う業者にお願いしたことから、机や椅子にも天竜材を使い、木のぬくもりを感じる空間に仕上げた。食事をする際、小さい赤ちゃんを寝かせられるようベンチシートの奥行きを広めにとり、子ども椅子も備える。子育て世代によく知られている『ぐりとぐら』シリーズの絵本を、額縁に入れてもらい、店内各所に飾っている。もともと開かなかった窓を開くようにするなど、新型コロナウイルスにも考慮。厨房は、知り合いに依頼して狭いスペースを機能的に使えるように改装した。

 フードメニューとして、いろいろな野菜をたっぷり乗せた「たっぷり野菜とチキンの収穫祭のスープカレー」(1,200円)を用意。本場札幌の有名店をまわって研究したスープカレーは、チキンベースのだしを使う。浜松ではまだそれほどなじみがないと考え、本場より少しとろみをつけて食べやすく仕上げた。フレンチトーストは、それ自体が甘いため、塩気が強めのバケットを使い、甘くなりすぎないようシナモンで風味をつけて、甘さと塩味を感じる味に仕上げた「プレーン」(650円)や、ベリー系の果実を使い甘酸っぱく仕上げた「ベリーミックス」(720円)などを用意。表面はキャラメリーゼしてバリっとした食感で、中はふんわりとやわらかく、コントラストが楽しめる。

 ドリンクメニューは、フェアトレードのコーヒー豆を使った「ブレンドコーヒー」(400円)や、小麦で作った、バナナやキャラメルのような甘さがあって飲みやすい「白ビール」(550円)などをそろえる。食材は、できる限り地元で仕入れたいと、地域に密着し地元の人から愛されているスーパーや、地元の米穀店などを利用している。

 新型コロナウイルス対策として、スタッフは検温の実施、マスク着用、手洗い、手指消毒を徹底。店頭には、手指用消毒を置き、各テーブルには、飛沫防止のためのパーティションを設置。定期的に店内をアルコール消毒で清掃し、店内には空気清浄機を置いて、換気扇を回し、窓を開け放って換気を行っている。

 「子育て世代の人に、小さな子どもを連れていても気兼ねなく来て、楽しんで帰ってもらえる場所にしたい」と原田さん。「飲み物だけでも気軽に寄ってもらえれば」とも。

 営業時間は10時~18時。月曜、第2・4火曜定休。

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