サンドイッチ専門店「手作りサンドイッチこぐまさんど」(北区三方原町、TEL 070-1709-3101)が3月17日、オープンした。
飲食店を開業したいと検討する中、新型コロナウイルスの影響で通常の飲食店経営は厳しい状況にあるが、テークアウトの形態なら受け入れられると考えた店長の佐藤さん。自身が好きなサンドイッチ店を開こうと、専門店をまわり食べ比べしながら研究を重ねた。他店での研修後、試行錯誤を繰り返してオリジナルサンドイッチを考案し、オープンにこぎ着けた。
店舗は約12坪。木目のタイルやレンガ風の壁紙でぬくもりある雰囲気を演出。同店オリジナルのかわいらしいクマのイラストが、商品のラッピングや店内に飾られ、来店客を迎える。
全て手作りで一つ一つ作り上げるサンドイッチとハンバーガーを、テークアウト専門で提供する同店。地元農家の野菜にこだわり、料理長が毎朝足を運び新鮮なものを厳選して仕入れる。パンは専門店のものを使い、柔らかくふわふわの食感が特徴。「たまごサンド」(367円)は、地元養鶏場「青い鳥牧場」(浜北区宮口)の新鮮な卵を使う。味が濃いため卵本来の風味を感じながら、やさしい風味が口に広がるという。「フルーツクリームサンド」(443円)は、イチゴ、ミカン、キウイなどのフルーツをたっぷり使う。甘さ控えめの生クリームで仕上げ、デザート感覚で食べられる。「こぐまバーガー」(443円)は、分厚く切ったトマトとレタスなどの野菜と、ボリュームあるハンバーグをはさんだ食べごたえのあるハンバーガー。ほかにも、「メンチカツ&野菜サンド」(454円)など、揚げ物系とヘルシーな野菜系のサンドイッチをセットにした商品もそろえる。40種類以上のサンドイッチと7種類のハンバーガーを用意し、常時約25種類を店頭に並べる。
新型コロナウイルスの対策として、来客は入店時にアルコール消毒とマスクの着用をお願いする。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、常にドアを開放し換気を徹底する。
来店客からは「どれもボリュームがあり満足できる」「メニューが多いため選ぶのが楽しみ」という喜びの声が届いている。季節ごとに素材を使い分け、今後も新しいメニューを考案しながら、子どもから年配者まで笑顔にするサンドイッチ店を目指す。「一つ一つ手作りで丁寧に作り上げる自慢の品。種類も豊富に用意するので、いろいろと試してもらいたい。気軽に足を運んでもらえればうれしい」と佐藤さんは話す。
営業時間は2部制で、6時30分と11時30分から開始し、それぞれ売り切れ次第終了。月曜定休。