食べる

浜松・千歳町にワインバー 全スタッフがソムリエの資格を持ち大人の空間提供

オーナーでソムリエの山田晃通さん.jpg

オーナーでソムリエの山田晃通さん.jpg

  • 23

  •  

 ワインバー「Y(イグレック)」(浜松市中区千歳町、TEL 053-456-5601)が4月12日、オープンした。

約300種400本のフランス産ワイン

[広告]

 オーナーでソムリエの山田晃通さんは、浜松市内でカジュアルな雰囲気のワインバーを21年間経営してきた。コロナ禍を受け、少人数でゆったりと過ごせる空間を提供し、より高級感のある店が時代に求められると考え、全く新しいコンセプトの店の開業を検討。「ゆっくりとワインを楽しむ落ち着いた大人の空間」をテーマに、同所を選び、オープンにこぎ着けた。

 店舗は約25坪。テーブル8席とカウンター8席、会員のみが利用できる個室を用意。非日常を感じる空間を演出するため、内装や照明など店舗デザインは全て山田さんが監修。店内は、シックな黒色をベースに、各所にゴールドを配色し高級感あふれる雰囲気が広がる。

 全てのスタッフが「日本ソムリエ協会」の認定するソムリエの資格を持つ、ワインのプロフェッショナル集団。フランス産ワインに特化し、フルーティーな風味のものから渋みのあるしっかりとした味わいのものまで、赤・白ワインとシャンパンを常時約300種類400本そろえる。

 グラスで提供する「ドゥラモット ブリュット」(1,650円)は、すっきりと爽やかな風味と、しっかりとした果実味を感じるシャンパン。2012年に作られた白ワイン「ブルゴーニュ・ブラン2012/ルフレーヴ・エ・アソシエ」(1,650円)は、良質のブドウをふんだんに使うメーカーのワインで、豊かな酸味とコクのある味わいを楽しめる。フランスのマランジュ地方で作られた最上級クラスの赤ワイン「マランジュ 1er クロ・モワンヌ2010/シュヴロ」(1,650円)は、山田さんがフランスに訪れた際に味にほれ込み、現地から直接買い付けし提供。熟成による柔らかな酸味と優しい渋みを感じられるという。

 ワインを楽しむために食事メニューも用意。「チーズの盛り合わせ」(2,200円)は、「チーズプロフェッショナル」という資格を持つスタッフが、店内で独自に熟成させ提供する。「ワインの邪魔をしないカレー」として山田さんが試行錯誤して作り上げた「ソムリエカレー」(1,320円)」は、トマトの酸味とワインのコクを感じるカレー。ほかにも、フォアグラをふんだんに使い黒豚のひき肉と合わせる「黒豚とフォアグラのパテ」(990円)や、下準備と煮込みに3日間かけて作り上げる「牛頬肉の赤ワイン煮込み」(2,200円)などを用意する。

 新型コロナウイルス対策として、入店時に手指のアルコール消毒を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を徹底。飛まつ防止のため、カウンターにはパーティションを設置。密を避けるため、テーブルは間隔を広く取りレイアウトする。

 ワインの話をしながら店内での時間を楽しむ客が多いという。「ゆったりとした空間でぜいたくな時間を過ごせる」「ワインも食事も楽しめる」との声が届いている。「全てのスタッフがソムリエの資格を持っているため、ワインに関することは何でも聞いてほしい。おいしい・安心・安全を提供できる空間を提供できれば」と山田さんは話す。

 営業時間は18時~翌3時。日曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース