フォトウエディングスタジオ「Photo wedding studio Arrows(アロウズ)」(浜松市中区船越町、TEL 053-424-6013)が4月29日、オープンした。
時代の流れもあり、結婚式や披露宴をしないで写真だけを撮影したり、結婚式とは別に前撮りをしたりする人が増えてきており、フォトウエディングに対する需要が伸びていると感じていたオーナーの矢野秀吉さん。写真を撮って終わりではなく、何年たっても見返したくなるようなオリジナリティのある結婚写真を撮影できるスタジオを開くことを決めた。韓国コスメやインテリア、雑貨などが流行しているが、韓国風のスタジオが浜松には少ないことから、フォトウエディングをメインとしたスタジオになるような物件を決め、改装してオープンにこぎ着けた
店舗面積は約100坪。玄関を入るとすぐに階段があり、2階部分がスタジオになっている。壁や床などは白が基調で、結婚式場のような雰囲気に仕上げた。打合せなどをするホール部分にも韓国製の椅子やテーブルを置くなど、シンプルでおしゃれな雰囲気を演出している。
衣装やヘアメイク、着付や小物一式など撮影に必要なものに写真データが付いたプランを提供。好きな洋装で撮影ができる「洋装スタジオプラン」(15万1,800円)や、和装も洋装も撮影したい人のための「和装&洋装スタジオプラン」(24万7,500円)、スタジオだけでなく屋外での撮影もできる「洋装スタロケプラン」(18万2,600円)などを用意。韓国風ウエディングフォトの大きな特徴は、映画のワンシーンのようなドラマティックな写真。韓国の家具やインテリアをメインに配置し、シンプルでもおしゃれな15のセットを用意。キャンバスのように真っ白な光に包まれた「ライトルーム」や色とりどりの花に囲まれまるで屋外にいるような雰囲気の「フラワーウォール」、海外の神殿にいるような気分が味わえる「ヨーロピアンパレス」などをそろえる。
撮影に使う衣装は無料で持ち込みも可能だが、主流になってきているマーメイドラインやスレンダーなラインから、ふんわりとしたAラインのウエディングドレスまでをそろえ、和装も含めて100種類ほどを用意する。ヘアメイクは、韓国風のトレンドを意識しつつ、要望を取り入れて行っている。撮影は1組ずつ行うためプライベートな空間でゆったりと撮影が可能。家族やペットだけでなく、酒のボトルやバスケットボールなど、二人の趣味を取り入れることもでき、オリジナリティのある写真を撮影できる。
新型コロナウイルスの対策として、スタッフは検温、マスク着用、手指消毒を徹底。入口に手指消毒を用意し、検温も依頼している。定期的に扉や窓を開けて換気をし、店内のアルコール消毒清掃も行う。
すでに撮影された人からは「素敵なスタジオで記念になった」といううれしい声も届いているという。「テーマパークに来たような気持ちで、非日常を味わいながら夢のような時間を過ごしてもらえれば」と矢野さん。「今後も流行に合わせて、そのときどきのトレンドにあったシーンを提供していきたい」とも。
営業時間は11時~19時30分(土曜・日曜・祝日は10時~18時30分)。火曜定休。