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浜松・田町に松阪牛専門焼き肉店 街なかの活性化目指しリーズナブルに提供

とろけるような食感の松坂牛「名物サーロインの焼きしゃぶ」

とろけるような食感の松坂牛「名物サーロインの焼きしゃぶ」

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 焼き肉店「焼肉小池(おいけ)」(浜松市中区田町、TEL 070-8499-7770)が6月4日、オープンした。

店舗外観

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 浜松市内を中心に飲食店などを手掛ける「川合」(中区板屋町)が運営していた焼き肉店が昨年5月、テナントビル建て替えのため移転先を探す中で、知人のテナントのオーナーから声を掛けられ、同所に決定。同時に店舗コンセプトをリニューアルし、店名も新たにオープンすることとなった。

 店舗面積は約16坪。テーブル席10席とカウンター席6席に加え、予約限定で利用できる定員20人の個室宴会場を用意。白い塗り壁や木目のテーブルで、和風で落ち着いた雰囲気に仕上げた。「内装費にコストをかけず、その分良い肉を提供して還元したい」とオーナーの川合貴久さん。

 提供する牛肉は全て三重県松阪市のブランド牛「松坂牛」。牛の生産から販売まで一貫して行う現地の専門業者から直接仕入れる。高級ブランド牛として知られるが、手軽に楽しんでもらえるようリーズナブルな料金に設定する。「名物サーロインの焼きしゃぶ」(1,628円)は、薄くスライスした牛肉を軽くあぶり、卵黄とおろしポン酢で作る特製だれで提供。口の中にいれると、肉のうま味が広がり、とろけるような食感を楽しめるという。牛の横隔膜の部位「サガリ」(1,848円)は、弾力ある食感とジューシーさのバランスが良く、脂分が少なくあっさりと食べられる。このほか、新鮮な肉を使うため全く臭みがなく、プリプリした食感が特徴の牛の小腸「マルチョウ」(770円)や、焼き肉と同時に楽しめるよう食べやすいサイズに仕上げる「お好み焼き豚玉」(770円)などをそろえる。

 新型コロナウイルスの対策として、来店時に手指のアルコール消毒を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、換気ダクトで常に換気し、飛まつ防止のためパーティション設置する。

 来店客からは「松阪牛は甘みが強く、ほかの和牛と全く違う」「リニューアルオープンを待ち遠しく思っていたのでうれしい」などの声が届いているという。「コロナ禍において、利益だけを求めるのではなく、街なかの活性化につながるようにと思い、できる限り安い料金で提供している」と川合さん。「こんな時期に来てくれる方においしいものを提供したいという思いが強い。焼き肉だけでなく、一品一品自信を持って提供しているので、ぜひ足を運んでほしい」とも。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~24時。水曜定休。

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