持ち帰りギョーザ専門店「八幡(はちまん)餃子 有玉南町店」(浜松市東区有玉南町、TEL 053-478-7032 )が7月20日、オープンした。
障がい者への就労支援サービスを行う福祉事業所「ハーモニー」(東区有玉南)が運営する同店。「八幡餃子」(栃木県宇都宮市)は、ギョーザの無人販売店として全国に店舗を拡大しているが、同じく福祉事業所が主体となり運営している。「同業者間のつながりでこの事業の紹介を受けた。当社の福祉サービスの利用者の方が、店の運営に携わることで、仕事の喜びややりがいを感じてもらいたいと考え、新しい事業として開業を決めた」と社長の鈴木隆史さん。「八幡餃子」が製造する商品を仕入れて販売する、宇都宮ギョーザの持ち帰り専門店としてオープンすることとなった。
店舗面積は約10坪で、木目の壁で温かい雰囲気を演出したシンプルな内装。同店のギョーザの紹介文と購入方法を説明するパネルを掲示し、大型の冷凍庫の中に商品が並ぶ。無人販売のため、セルフサービスで来店客が冷蔵庫から商品を取り出し、店内に設置する料金箱に料金を入れて購入する。
「ギョーザの街宇都宮」の味を伝える冷凍ギョーザを、24時間無人販売する。栃木県那須産の豚肉と新鮮野菜を使う「八幡ギョーザ 青」(36個入り=1,000円)は、同店の看板メニュー。宇都宮ギョーザは少し厚めの皮を使うのが特徴で、焼き目はパリッと仕上がるが、口に入れるとモチモチとした食感を楽しめる。「八幡ギョーザ 赤」(36個入り=1,000円)は、ニンニクを多めに入れた餡(あん)を薄皮で包む、期間限定の商品。同店オリジナルの「タレ」(200円)も販売する。
新型コロナウイルス対策として、来店時に手指のアルコール消毒を求める。店内は、換気扇を設置し換気を徹底。無人販売のため非接触で購入できる。
「地域の方に少しでも貢献できればと思い始めた。福祉事業所のためギョーザの販売は初めての試みだが、おいしい宇都宮ギョーザを一度試してほしい」と鈴木さんは話す。