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浜松・新原にラーメン店 客のニーズに合わせ12種類のラーメン提供

多くの来店に期待する社長の湯野さん(左)とスタッフ

多くの来店に期待する社長の湯野さん(左)とスタッフ

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 ラーメン店「香麺(こうめん)食堂」(浜松市浜北区新原、TEL 053-585-9068)が9月7日、オープンした。

あっさりと仕上げる「とんこつしょう湯ラーメン」

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 電話やインターネット回線などの通信工事会社「Visitx(ヴィジックス)」(浜北区)が運営する同店。社長の湯野文生さんは、他業種への進出を検討する中で、自身が好きなラーメン店のオープンを考えた。「通信工事は顧客からの依頼を待つことしかできないが、飲食店は自らの告知で集客につなげることができるため面白みを感じた」と湯野さん。家族連れをメインターゲット設定。幅広い年代のニーズに対応できるように、豊富なバリエーションのラーメンをそろえたラーメン店として、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約27坪。テーブル席8席、カウンター席10席、座敷席8席の合計26席。内装は、グレーの壁紙や木目調のフロアを使い、家族で落ち着いて食事できるようにイメージして仕上げた。

 子どもから年配者まで受け入れられる、豊富なバリエーションのラーメンを用意。麺は、風味がよい北海道産小麦をのみを使った、特注の中細ストレート麺を使う。香味野菜と豚骨を約8時間煮込み作り上げるスープの「とんこつしょう油ラーメン」は、年配者でも食べやすいように配慮し、くどさがなくあっさりとした味に仕上げる。トビウオの煮干しをダシに使う鶏ガラベースの「あごだししょう油ラーメン」は、魚介の深い風味が広がる。一年間熟成した信州みそをベースにする「ブラック味噌(みそ)ラーメン」は、イカ墨と黒ゴマを使う真っ黒なスープが特徴。このほか、「中華そば」「魚貝塩ラーメン」「背脂しょう油ラーメン」「担々麺」(以上、720円)など、12種類のラーメンをそろえる。「料金に影響されずに一番食べたいラーメンを食べてほしいので、ジュースとオモチャが付く『お子様らーめん』(480円)以外は、料金を統一した」と湯野さん。

 サイドメニューの「あごだし唐揚げ」(4個入り=380円)は、焼アゴ、かつお節、昆布、シイタケのダシに漬け込み、和風と中華の要素を取り混ぜた同店のオリジナルメニュー。このほか、ニンニクとタマネギをたっぷりと入れて、野菜の甘みを感じる「ニンニクましましギョーザ」(5個=380円)や、豚ひき肉をふんだんに使いジューシーな肉汁が広がる「鳳凰(ほうおう)ギョーザ」(4個=480円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と、食事以外の時間のマスク着用、大声での会話を控えるように求める。発熱や咳症状のある場合は入店できない。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、各テーブルにパーティションを設置。感染拡大防止を図るための浜松市の公式アプリ「はままつLINEコロナ見守りシステム」への登録を呼びかける。

 コロナ禍で一切告知をせずにオープンを迎えたが、週末には多くの来客があったという。湯野さんは「家族連れで気軽に立ち寄れ、地域に愛されるラーメン店にしたい。豊富なバリエーションのラーメンをそろえるため、さまざまな味を楽しんでほしい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分(土曜・日曜・祝日=11時30分~15時、17時~20時)。火曜、第3水曜定休。

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