どら焼き専門店「しあわせどらやき浜松店 みやこだ屋」(浜松市北区新都田、TEL053-569-9153)が12月10日、オープンした。
防犯カメラなどのセキュリティー対策の会社「セプコ」(磐田市)が運営する同店。当初は「みやこだ屋」の屋号でラーメン専門店として運営していたが、店舗が手狭になったため、今年9月に店名を「香麺食堂」(浜北区)に変更し、移転リニューアル。立地が良いため、移転前の同所を生かした別業態店のオープンを考えた会長の湯野文生さん。ベーカリーや洋菓子店など、さまざまな業態を検討したが、大阪で人気のどら焼き専門店の魅力に引かれ、同店の監修を受けたどら焼き専門店をオープンすることにした。
店舗面積は約29坪。店内は、白を基調にダークブラウンの木材を使い、落ち着いた雰囲気の和モダンスタイルのデザインに仕上げた。
オリジナルのどら焼きを約30種類そろえる同店。どら焼きの皮は、小麦粉などを独自に配合した生地を使い、モチモチの食感に焼き上げる。北海道産小豆を使う「しあわせどらやき」は、甘さ冷え目に仕上げたスタンダードなどら焼き。「くるみ」(248円)や「らむれーずん」(291円)など6種類を用意する。コクと風味の強い茨城県産の栗を使う「絹糸もんぶらんどらやき」(734円)は、糸状のモンブランペーストを来店客の目の前で絞り出して演出する。濃厚なコクを感じる生クリームベースの「くりーむタイプ」は14種類あり、店頭には常時約8種類がならぶ。サツマイモペーストが入る「しあわせ生くりーむ さつまいもどらやき」(378円)やイチゴがまるごと1個入る「しあわせ生くりーむ いちごどらやき」(410円)などを用意。このほか、大粒でしっかりとした食感の小豆品種「かのこ」を使う「しあわせどらやき・極」(270円)や、冷蔵状態で販売して、電子レンジで温めて食べるどら焼き「リベイクどらやき あんばたー」(313円)などをそろえる。
新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的に出入り口と窓を開け換気を徹底。スタッフとの接触を避けるため、セミセルフレジを導入した。
取材当日は、平日にも関わらず多くの来店客でにぎわっていた。「老若男女問わず、地域に愛される店にしていきたい」と湯野さん。「今までにない食感を楽しんでほしい。豊富なメニューをそろえているので、いろいろな味を試してもらえれば」とも。
営業時間は10時30分~19時。火曜定休。