いじめやDVなどの相談に対応する浜松・神明の「まちなか保健室」(浜松市中区神明町、TEL 053-456-0222)が現在、イメージキャラクターの名称を募集している。
同施設は中高生を中心に、いじめや引きこもり、性の悩みなどの相談を無料で受ける窓口として昨年の11月7日に開設。健全育成や障害者サポート活動を続けるNPO法人「魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)」が運営している。
キャラクターをデザインしたのはクレイアート・アニメーション作家の矢壺智洋さん。矢壺さんが同NPOの活動に参加したのをきっかけに、まちなか保健室にイメージキャラクターを作ることになった。
制作されたキャラクターはウサギと看護師の2体。悩みを抱えたウサギを看護師が気遣っているとイメージで、「差別や偏見なくいろいろな相談に乗る」という姿勢を表したという。現在はポスターやカードが作られ、浜松市内のほとんどの小中学校、高校に貼られているという。
同施設スタッフのマシロさんは「ここができて2カ月ほどたつが、少しずつ10代の人も寄ってくれることが増えてきた。今は週に10人ほどが話しをしに来てくれる。悩みはいろいろあるが、漠然とした将来への不安や、現状を悲観している人が多い。そんな人の話しを聞いて少しでも支えになれば」と話す。「今回誕生したキャラクターにより、まちなか保健室がもっと身近になって、たくさんの人が親近感を感じてくれたら」とも。
今後はキャラクターのキーホルダーなどのグッズを制作する企画もあり、矢壺さんが同キャラクターを使ってアニメーション作品を作る計画もあるという。
名称募集は1月末まで。応募は直接施設に行くか、メール、ブログのコメントで受け付ける。