2月14日のバレンタインデーを間近に控え、浜松ではバレンタイン商戦が佳境を迎えている。
リープリング(北区)では、バレンタイン限定で、1、2人で食べられる直径9センチのデコレーションケーキを用意。生クリームをからめながら食べる「ザッハトルテ 生クリーム付」(1,080円)は、シャリシャリとした食感というチョコレートをコーティング。ビターチョコレートケーキ「ガトーショコラ」(1,458円)は、生クリームとイチゴをトッピングして提供する。チョコレートでできたチェック柄のリボンで装飾する「タルトショコラ」(1,458円)や、苦味を抑えクリーミーに仕上げた「ショコラショコラ」(1,458円)などもそろえる。
「Kippis by SHUHODO(キッピスバイシュウホウドウ)」(中区)では、見た目でも楽しんでもらおうとオリジナルスイーツを用意。細い糸状のモンブランペーストにチョコを混ぜ合わた「1mm和栗モンブラン」(630円)は、ハート型のイチゴクッキーを乗せて仕上げる。イートイン限定で、生のイチゴを散りばめてデコレーションする「1mm和栗モンブラン プレート」(1,500円)も用意する。テリーヌに近いねっとりとした硬さという「濃厚チョコプリン」(410円)は、甘酸っぱさが特徴のドライストロベリーをアクセントにトッピングした。店主の藤本桂さん「味へのこだわりはもちろん、『SNS映え』を意識して創作した」と話す。
昨年オープンしたクラフトチョコレート専門店「ATELIER CHOCOLAT ENTRE(アトリエショコラアントゥル)」(中区)では、3種類のバレンタイン商品を数量限定で用意。サブレクッキーの間に生チョコレートをはさむ「ショコラサンドアソート バレンタイン限定パッケージ」(4個入り=2,000円)は、カカオ・抹茶・ホワイトパッション・ストロベリーのフレーバー4種類をセットにし、バレンタイン限定で、ピンクの箱と茶色のリボンでラッピングする。通常商品の「ショコラサンド」にフランス産のクーベルチュールチョコレートを包み込む「ショコラサンドプレミアム」(2個入り=1,000円)と粒状チョコレート「バレンタイン限定 ボンボンショコラ」(1,480円)も提供する。店長の齊藤真紀さんは「贈り物にも、自分へのご褒美としても楽しめる。コロナ禍ではあるが、足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
浜松駅前の「遠鉄百貨店」(中区砂山町)では、毎年恒例のイベント「アムール・デュ・ショコラ」を開催。114ブランドを集めた今年は、コロナ禍における混雑対策のため、インターネットで事前注文し、店頭で受け取れる商品を充実させた。遊び心あふれる独創性が特徴という「ジャン=ポール・エヴァン」は、今年初参加のブランド。バレンタイン限定の「マカロン8個VT」(2,559円)や「トリュフ9個」(3,489円)などを販売する。地元店のチョコレートを集めた「Machiのチョコレート」も企画。手作りのチョコレート専門店「ミモザショコラトリー」(北区)の「ミモザのおすすめセット」(1,890円)では、ピーカンナッツの風味を加えた「ピーカンキャラメリゼ」などを詰め合わせた。オリーブ農園「和Olive園(カズオリーブエン)」(南区)のオリーブの葉の粉末を配合した「オリーブの葉チョコレート」(500円)や、ベトナム産オーガニックチョコレートを扱う「ノネット」(中区)の「オーガニックダークチョコレート」(3,024円)などもそろえる。
各店、例年の売れ筋の商品のみならず「SNS映え」などのトレンドを取り入れた新作を用意し、集客に努めている。早くも売り切れ商品が出る店もあり、バレンタイン商戦は本格化している。